今回はようやくうちがリアタイで体験し始める時代に入ってきました。
最強世代と呼ばれる1990年代前半への扉が開かれる前の【平成の三強時代】です。
この時期はウマ娘化されているお馬さんも多く、スターホース揃いですね。
その中でも空前の競馬ブームを作り出し、ギャンブルからスポーツへと昇華させる一躍となった1980年後半から1990年の熱い戦い。
皆様おなじみ【芦毛の怪物オグリキャップ】の世代です。
ウマ娘では漫画の【シンデレラグレイ】の時代ですね。
アニメでも仲良しで行動する4人組で登場しているこの世代。
競馬界の新しい扉を開いたスターホースたちを紹介していきます。
ウマ娘ではちっこいお馬さんとして描かれていいますが実際小柄なお馬さんで、脅威の末脚を武器にぶいぶいならしたスターホースです。
実際うちもこの【タマモクロス】と【オグリキャップ】で競馬の世界を知る事となりましたし、ギャンブルからレーススポーツに昇華していく過程だったと感じております。
なによりこの2頭は色んな意味で目立っていました。
それは2頭とも真っ白な芦毛をしていたからです。
それまで『芦毛の馬は走らない』と言われていました。
それを覆したのがこの2頭なのです。
尚同期の【オグリキャツプ】とはライバルで1988年の【天皇賞秋】では見事勝利して【芦毛頂上対決】を制した事は有名。
更に言うとこの勝利は史上初の【天皇賞春秋連覇】達成を意味し(この後【スーパークリーク】が【天皇賞秋春連覇】を達成)、【宝塚記念】を含めG1を3勝しているスゴイお馬さんなんです。
戦績的にも【タマモクロス】の方が【オグリキャップ】に勝ち越しています。
というか当時は【タマモクロス】が絶対王者で地方馬の【オグリキャップ】がその牙城を崩しに来たイメージですね。
ここはアニメでは何故か【ドーナツ早食い競争】で勝負していたのは笑えました。
この【タマモクロス】が【オグリキャップ】に負けないぐらい人気な理由はもちろん強さもありますが、そのイナズマのような豪脚で次々と他馬を置き去りにしていく走りっぷりがカッコイイからなんですよね。
実際競走馬としての活動期間も1987年~1988年と1年だけでまさにイナズマのように駆け抜けた一陣の風。
又このお馬さんは活躍するまでに色々あり、結構可哀そうな生い立ちがあります。
調べると涙腺崩壊します。
こんなお馬さんについた二つ名は【白い稲妻】。
キャッチコピーも【風か光か】と兎に角かっこよすぎますね。
ウマ娘でもイナズマの走りを見せて欲しい物です。
もはや説明不要のスターホース。
ウマ娘の漫画【シンデレラグレイ】の主人公で、アニメではひたすら食堂で大食いする食堂の番人。
その正体はG1戦4勝を含む重賞12勝の実績を残すスーパーホース。
実績はもちろんですがこの馬が愛される最大の理由はドラマ性にあります。
元々【オグリキャップ】は【笠松競馬場】の地方馬だったのです。
その地方馬が中央に殴り込んできてこの猛威を振るう大快挙!
野球で例えると独立リーグの選手がプロ野球で三冠王取るみたいな感じです。
世の中が昭和から平成へと移り変わる時代背景もあり、みんながストーリーやドラマ性を求めていた事と合致してあっという間に世間の人々は【オグリキャップ】の虜になるのです。
ただうちが本格的に競馬にのめりこんでいったのが1990年。
なのでうち的に【オグリキャップ】と言えば、惨敗の【ジャパンカップ】から復活の【有馬記念】の流れが凄く印象に残っていますね。
誰もが形式的な引退レースだと思った【有馬記念】。
そこでの復活のラストラン。
純粋に感動したのを覚えています。
そんな【オグリキャップ】の二つ名はお馴染み【芦毛の怪物】。
【怪物】という二つ名は結構ありますが、うち的には【シャドーロール】よりも【芦毛】を選びますね。
1987年~1990年の競走馬生活。
競馬をギャンブルからスポーツに昇華させた紛れもない功労者だとうちは思います。
ウマ娘ではサポートカードでの登場。
当時メジロ軍団に対抗した脅威の常勝サクラ軍団の一角。
なんかこのメジロ家対サクラ軍団の抗争みたいな感じなのウマ娘でやってくれんかな?
といっても当時のサクラ軍団といえばこの馬では無く【サクラスターオー】だったんですよね。
ただ故障のために【日本ダービー】を回避。
その為サクラ軍団の期待を一身に集める事になった【サクラチヨノオー】さん。
そして見事1988年【日本ダービー】を制してダービー馬としての栄光を手にします。
しかしながらその後骨折が判明してしまい、なんとか【有馬記念】に出走するものの16着惨敗。
そのまま引退してしまいます。
正直うちもそんなに記憶に残っているお馬さんでは無いです。
この時期は正直前述の【タマモクロス】【オグリキャップ】の時代でどうしてもクラシック戦線が薄れていた感じがしますね。
そういった意味では不幸な感じは否めません。
後うち的になんかダービー馬ってその後故障する事が多いような・・・。
ちなみに父親は前回紹介した【マルゼンスキー】さん。
名前は当時人気の横綱千代の富士からとられており、二つ名は【サクラ軍団の横綱】と一部で呼ばれていたようです。
名前から引っ張ってきたのであろうウマ娘では竹刀を持っているので印象が結構あるお馬さん。
しかも【風紀委員】らしいです。
このお馬さんはうちは結構好きでした。
というのも現在に比べて結構曖昧なイメージがあった距離適性。
その中でもスプリンターといったイメージを強く抱かせたお馬さんだったからです。
そうです。
今ではメジャーな短距離路線馬です。
このお馬さんはとにかく天性のスピードが最大の武器。
昔武豊が道中先に行こうとする馬が沢山いる中で、この【バンブーメモリー】は余力が余り過ぎていてスピードを誇示する為に前に行こうとウズウズするみたいな旨の言葉を発していたほど才能に恵まれたお馬さんなのです。
ウマ娘の勝負服でもスパッツなのはポイント高いですよ。
うちがこの馬を覚えているのはやはり1989年の【マイルチャンピオンシップ】での【オグリキャップ】との死闘が印象に残っているからだと思います。
そういえば一時的に【オグリキャップ】のライバルは【タマモクロス】では無く【バンブーメモリー】やという人も結構いましたね。
まあ【タマモクロス】の方が明らかにライバルでしたが・・・。
こうやって考えると前述の【サクラチヨノオー】やこの後紹介する【ヤエノムテキ】とかは不幸だったですね。
競走馬生活は1987年から1991年と活躍し、【安田記念】【スプリンターズステークス】とG1戦2勝しており名実共に名スプリンターでした。
尚、特にふたつなとはないものの【バンブー】という愛称があったり、先ほどの武豊のコメントから【ウズウズ】や杉本さんの企画で大外れをかましたことから【敗れた夢】なんて呼ばれてました。
折角なんでウマ娘を通じてカッコイイ二つ名を付けてあげましょう。
ウマ娘では【タマモクロス】【オグリキャップ】【イナリワン】達と一緒に行動しているお嬢様。
【ドーナツ早食い大会】では無意識とはいえ不正をしてしまったウマ娘さん。
そして見た目は凄まじい巨乳であり、あのセーターを着ている色んな意味で恐ろしいスペックとなっとります。
その結果なぜかママ属性のウマ娘に。
しかしこの時代はほんまに熱かったですね。
平成の三強時代。
その代わりクラシック路線が完全に空気と化してました。
その原因の一人である【スーパークリーク】さん。
このお馬さんは簡単にいうと高速マラソン選手です。
【バンブーメモリー】がスプリンターなら【スーパークリーク】は典型的なステイヤーであり、今までの常識を覆すスピードも兼ねそなえた高速で走る怪物ステイヤーなのです。
ここから3000メートル級のレースでもスピードが必要な時代になっていき、その先駆けを作ったお馬さんなんですよね。
当然こんな能力のあるお馬さんなんで戦績もスゴイです。
1988年クラシックの【菊花賞】を皮切りに史上初の【天皇賞秋春連覇】(【タマモクロス】は【天皇賞春秋連覇】)とG1戦を3勝上げている名馬中の名馬なんです。
もちろん【有馬記念】等で【オグリキャップ】とも激戦を繰り広げており、後述する【イナリワン】と共に【平成の三強】を形成しました。
しかしながら無念にも1990年の【天皇賞秋】連覇を目前に怪我によりターフを去る事となりました。
そんな【スーパークリーク】の二つ名はコンビを組んだ武豊に色々な初勝利をもたらした事から【天才を天才にした馬】。
JRAのキャッチコピーでもうたわれていましたね。
なんかウマ娘でも母性溢れる感じがしますが、これはこのキャッチコピーからきているようです。
しかしやっぱりこの世代は熱いです。
残りの一角【イナリワン】は次回紹介致します。