さてルルアのアトリエも無事クリアー。
真エンドや作り込みはまだやっていませんがこのゲームの評価はどうだったのか。
そしてアトリエの今後は?少し考察してみます。
あくまで個人的な意見ですのであしからず。
ルルアのアトリエは売れたのか?評価されたのか?
以前書きましたとおり、発売前のファミ通の評価はアトリエシリーズとしてはかなり低い33点。
更に、初週の売り上げ本数は4万本。
2週目はPS4が37位。
アーランドシリーズ最大売り上げの【メルルのアトリエ】と比較すると正直売れていません。
せめて不思議シリーズ【ソフィーのアトリエ】の7万本ぐらいはいくかと思いましたが、プレイしたユーザーの支持があまり得られなかったという結果が現れてしまいました。
なぜこのような結果になったのでしょうか?
個人的に一番大きいのはこの点だと思います。
アトリエシリーズは元来6月販売。
ここ最近は9~11月販売。
俗にいうGW商戦や年末商戦・決算月といった各社と競合する時期ではなく、【なんかやるゲームないかなー?】といったユーザーを囲い込める時期に販売していました。
それが今回はガチの決算月。
上半期最大話題作【SEKIRO】と時期もかぶり、同じコーエーテクモの【DOA6】が大失敗に終るなどかなりのマイナス要因が働いた時期でした。
それでも初週4万本はアトリエの底力を感じる結果とあり、最低限の売り上げは保ったと判断できます。
ただ時期は悪かったです。
正直評価はイマヒトツです。
事前に【アーランドBOX】を9月に販売し、
外部広報も早々に【ネルケ】から【ルルア】に移行して、取敢えず最初は手に取って貰えましたがその後続きませんでした。
内容自体もアーランドファンを主眼としていて新規顧客開拓には繋がっていなかったと思います。
ゲームの出来もバグこそ少なかったですがブラッシュアップが足りず不便な点が多く、なんとかストーリーとテンポでしのいだ感じがします。
【ネルケ】販売からわずか2ヵ月での販売。
上記販売時期にもつながりますがこのスケジュールがマイナスに作用したと思います。
初週売上後の感想をまとめたこちらもよろしければ参考に
うち的なルルアの感想です。
プレイしてみて感じた良い点・悪い点です。
1.ストーリーが秀逸
2.テンポとノリが良い
3.音楽が相変わらず素晴らしい
4.アーランド好きにはたまらない演出
1.戦闘が作業的でしんどい
2.リドル解読が簡単すぎる
3.調合システムが面白くない
4.アストリッド師匠がでてこなかった
うちの評価は総合的に100点満点中ギリ及第点の60点です。
ネルケの方が面白かったです。
あくまで個人的感想ですが。
兎に角ストーリーは秀逸。
最初【アーランドの未来は彼女に託された】とか大げさなキャッチコピーが掲げられていましたが、一人の少女(機械)を助けるお話でアトリエらしくて本当に良かったです。
さらにキャライベントがアーランドシリーズみ絡んでいてプレイしていてクスっと笑えたり、次が気になったりとこの辺りの作り込みは流石ガストちゃんと言えますね。
そして当たり前ですがGSTのクオリティー。
ゲームサウンドではガストはやはり確固たる地位を築いていますね。
そらライブも満員になるわ。
【マシーナオブゴッド】戦の音楽は【エスカ&ロジーのアトリエラスボスフラウメ】戦の神曲【蜂群崩壊症候群】を彷彿させますね。できればボーカル有りが良かったのだが。
今回はシステムが悪かったです。
特に戦闘のマンネリ作業間はハンパなくあきらかに調整不足です。
ゲームの根幹【リドル解読】も途中から簡単すぎてこちらもドキドキ感がありませんでした。
ただでさえ作業感の強いアトリエシリーズにおいてかなりマイナスに作用しました。
そして個人的に致命的なのが錬金システムです。
うちは基本エンディングを迎える時は全て品質900以上の装備・アイテムを用意していますが今回そこまで作り込みませんでした。
この手法の錬金システムは【アーシャのアトリエ】でほぼ完成されており、やり込み要素が無いです。
非常に残念でした。
ってこれファミ通のレビューどおりやん。
ショック。
詳しくはこちらを
あと余談ですがDLコンテンツの料金が強気すぎる(笑)
結論から言うと【アーランドという名に縋った商業重視の作品】といわざるを得ないと思いました。
厳しい言い方かもしれませんがやはりガストの技術能力がPS4のハードに追いついておらず、こじんまりとまとめてしまった感が凄く強いです。
アーランドシリーズを懐かしむ作品となってしまいました。
面白くないわけではないのですが物足りない。
そしてアトリエ本来の丁寧さが失われているような気がします。
ネルケもそうでしたがもう少しブラッシュアップするだけで大幅に変わってくると思います。
でもやはりストーリー・世界観は22年続いてきた重み安定感があり今後も継続していくコンテンツだとは思います。
一旦毎年販売から時間をおいて煮詰まっている錬金システムの再構築をはじめ、時間をおいて本格的なブラッシュアップに着手してほしいと感じる作品でした。
ちょっと否定的ですがうちの感想はこんな感じです。
あくまで個人的な感想ですがご意見・批判ございましたらこちらまで。