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やっぱりビッグタイトルは覇権クラスだった~2024年春アニメ

いよいよ始まった2024年春アニメ!

放送前からビッグタイトル目白押しで大注目されていたクールですが、やはり話題作はかなりの好評価を得ています。

そんな春アニメの中でも前回はオリジナルアニメについて紹介しました。

なので今回は当初から話題にあがっていた大人気ラノベ作品について見ていきます。

この素晴らしい世界に祝福を!

まず最初に紹介するのは「この素晴らしい世界に祝福を!」三期。

もうひとことでいうとおかえりなさいという言葉がピッタリの本作。

「この素晴らしい世界に祝福を!」通称「このすば」は原作暁なつめ先生、イラスト三嶋くろね先生によるライトノベル作品になります。

WEB小説サイト「小説家になろう」に掲載されていた作品で、2012年より角川スニーカー文庫で書籍化されました。

いわゆる「なろう系」と呼ばれる作品ですね。

発行部数は2021年に1000万部を突破し、2023年9月に完結した本作。

TVアニメとしてはなんと7年ぶりの復活となります。

もともと「このすば」はアニメで人気に火がついた作品なので、第三期放送を待ち望んでいた人も多かったのではないでしょうか?

ただ期待と同時にアニメ三期発表時には、色々と不安視する声も多く上がっていました。

アニメ2期から制作会社が変更になったのはもちろん、今まで監督を務めていた金崎貴臣監督が総監督という立場になってしまったのです。

正直「このすば」は金崎監督あっての作品だと感じていた人が多かったので、かなり微妙な雰囲気になっていました。

しかしふたを開けてみればそんな心配は一瞬で吹き飛ぶことに!

バリバリの「このすば」でした。

カズマ、アクア、めぐみん、ダグネスの4人が繰り広げるハチャメチャ異世界生活!

金崎総監督も1話目からガッツリ絡んでいて、期待通りの良作となっていたのです。

もともと「このすば」はアニメ化された当時も全く評判になっていなかった作品で、最初はこんなの誰も見ないだろうと言われていました。

たしかにギャグテイストが強いこともあり、当時の王道異世界転生系作品と比べても異質と認識されていたのです。

それを圧倒的作画と物語の絶妙なテンポ、そして要所要所にちりばめられるシリアスさを見事にアニメで表現することに成功しました。

そういったことからも「このすば」といえばアニメを連想される人も多いんですよね。

そんな多くの「このすば」ファンが待ち望んでいた第三期。

期待どおり、いや期待以上の内容となっていて、多くの人が満足したのではないでしょうか?

原作はすでに完結してしまった「このすば」。

ぜひアニメも完結まで続いてほしいです。

無職転生

2つ目に紹介するのは「無職転生」二期2クール目。

2023年の秋アニメで二期がスタートした「無職転生」。

原作理不尽な孫の手先生、イラストシロタカ先生によるライトノベル作品で、こちらも「このすば」同様に「なろう系」と呼ばれる作品になります。

今作は2012年から連載が開始され発行部数14000部オーバー。

その人気から「なろう系の代名詞」と呼ばれています。

内容自体は34歳無職の日本人が交通事故にあい異世界へと転生するというよくあるテンプレ的なもの。

ただこの異世界に転生した男性が異世界で赤ちゃんとして生まれ変わり、その人生を1からやり直す姿が丁寧に描かれた作品になります。

チート能力をさずかり敵をなぎ倒すのではなく、あくまで人生譚としての展開が主軸になっている点がファンの心を掴むことになりました。

そんな「無職転生」のアニメですが、2023年秋アニメでも圧倒的な内容を見せていたことから今期もかなり期待されていたのです。

しかもこの二期2クールは原作でも大人気だった「迷宮編」がアニメ化されるので、否応なしにファンの期待値は爆上がりしていました。

そして始まったアニメ二期2クール目ですが、やはり神アニメとしか言いようがありません。

もうOPから「迷宮編」のネタバレ満載で度肝ぬかれました。

この「無職転生」もアニメ二期スタート時には制作会社が変わり、いろいろと賛否両論が起こっていた作品になります。

ただうち個人としてはたしかにテイストは少し変わりましたが、現状まったく問題なく今期も期待通りの内容だと感じました。

もともと作品自体にパワーがあるので、その辺りを上手く理解してアニメ化しているようにも感じます。

前述の「このすば」同様に原作がすでに完結している「無職転生」。

こちらの作品もぜひ最後までアニメ化してほしいですね。

転生したらスライムだった件

ラスト3本目は「転生したらスライムだった件」三期。

もはや説明不要の「なろう系」最強作品「転生したらスライムだった件」こと通称「転スラ」。

原作伏瀬先生、イラストみつばー先生によるライトノベル作品で、総発行部数4000万部を超えるとんでもない作品になります。

名実共に一番売れているなろう作品といえるでしょう。

そんな「転スラ」もどちらかというとアニメで火が付いた作品で、2022年のアニメ二期から早くも2年での三期放送となりました。

制作会社はおなじみのエイトビットでこのクールは「転スラ」以外にも「ゆるキャン△」「魔法科高校の劣等生」と人気作品を手掛けています。

なのでアニメ自体のクオリティはあいかわらず何の問題もありません。

そもそも「転スラ」は異世界でスライムに転生した男性が、チート能力を使い無双するテンプレのような作品。

ただむやみに無双するだけではなくそこに緻密な国家間の知能戦なのどが加わって非常に深い物語性を生み出しているのです。

もちろんキャラ人気も非常に高く、アニメ三期では人気キャラであるヒナタとの戦いを描いた「聖魔対立編」がメインになるため放送前から期待値が爆発していました。

この作品は原作もそうですが、なんか見ていてすごい安心感というか安定感を感じるですよね。

そのため何の気がねもなく作品が楽しめるため、ベタですが今期の中でもうち的にはイチオシの作品になります。

アニメでもある意味最強と呼べる「転スラ」という作品。

ぜひチラ見でもいいので今クールで悪魔三人娘を出してほしいですね。

満月