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アトリエ考察①~ロロナのアトリエ~

結構アトリエシリーズってどれからやれば良いの?

オススメのタイトルは?

といった意見をよく聞きます。

なので今回から個人的なアトリエ評価と考察を紹介していく事に。

ただあくまでうち個人的な見解なのでそこは許して下さいね。

基本【近代アトリエ】と呼ばれる【アーランドシリーズ】以降の作品を紹介していきます。

今なら廉価版やDX版が出ているので購入を迷われている方は是非参考にしてみて下さい。

アトリエシリーズ■アトリエシリーズの攻略一覧■ 是非参考にして下さい。 ネルケと伝説の錬金術士達 https://mi...

ロロナのアトリエとは

まずは【ロロナのアトリエ】について簡単に紹介します。

2009年6月25日にPS3ソフトとして販売。

アトリエシリーズ正規ナンバリング11作目の作品で【A11 ロロナのアトリエ~アーランドの錬金術士~】が正式名称になります。

実はこの作品うちの中ではかなりの良作なんですよね。

というのも今作が出る前まではアトリエシリーズが結構迷走していた時代なんです。

【ペルソナ】に影響されて学園ものになったり、錬金術からRPG色が強くなったりと・・・。

正直『アトリエはオワコン』と呼ばれるようになっていました。

そこで登場したのがこの【ロロナのアトリエ】なんです。

コンセプトは原点回帰。

アトリエの基本であるゆるくて優しい世界をもう一度再現したのです。

『世界を救うのにはもう飽きた』。

これはアトリエシリーズ第一作の【マリーのアトリエ】のオープニングフレーズです。

【ロロナのアトリエ】は販売後は今一つの売り上げでした。

しかし口コミで評判が広まり、昔からのアトリエファンに絶大な支持を受ける事になるのです。

そしてリイメイク版など様々なプラットホームでも販売されていますね。

尚、初週売り上げは43,000にまで伸びる事になりました。

個人的にはアトリエシリーズの救世主的な作品だと思っています。

ロロナのアトリエの内容

もう10年以上前になる作品という事もあり、現在のアトリエシリーズとはかなり毛色が違うように感じると思います。

ストーリーは単純明快。

師匠である【アストリッド】に潰れかけのアトリエを丸投げされます。

そしてそのアトリエの再建をしていくお話。

なので目的が無いです。

一応期間が3年間と決まっており、3年にわたって王国から出される依頼をクリアしなければならいというクエストはあります。

ただそれ以外は自由です。

これが元来のアトリエシリーズの正しい姿なんですよね。

エンディングもマルチエンディングでトゥルーエンドの条件は中々厳しくやりこみ要素にもなっていました。

販売された当初は周回プレイありきの作品でしたね。

ロロナのアトリエの特徴

今作の一番の特徴はクエストをクリアしていくという事です。

その為にお金を稼いだり、街の悩み事を解決して名声をあげたりしていく必要が発生します。

中には期間限定のクエストやイベントなんかもあり、取り逃すとそれまでというシビアさ・・・。

最終的には王国クエストをクリアしていき物語を進める形になります。

次にアトリエの心臓部分でもある調合システム。

これは2シリーズ前の【ヴィオラートのアトリエ】のシステムを世襲する形に。

品質の劣化など管理する事が多いパターンのやつです。

ただ今作は物語の進め方がクエストメインになるので丁度良い難易度になっていますね。

この辺りの匙加減は素晴らしいです。

最後に戦闘システムですが・・・。

こちらは残念ながら迷走したままでした。

【場の属性】というシステムが分かり難いうえにテンポを悪くしています。

この辺はまだRPG色にひっぱられていた痕跡がまざまざと見えていました。

ロロナのアトリエの魅力

やはり今作の一番の魅力はキャラクターです。

ストーリーでもシステムでも無くキャラクターです(2回目)

キャラクターデザインにアニメ【花咲くいろは】のデザインを手掛けていたイラストレーターの【岸田メル】氏を採用。

独特の絵のタッチと世界観がガッチリとハマる結果に。

キャラクターの設定も面白くクスッと笑える展開が多いのも特徴ですね。

キャラの特徴とデザインの雰囲気が良く合っていました。

ただ今作は若干百合要素が多いのが・・・。

その一例が【アーランドシリーズ】では主人公と親友が喧嘩して仲直りする展開がお約束として組み込まれることになります。

その他にも師匠の【アストリッド】はガチで【ロロナ】に百合的ちょっかいを出してきます。

このキャラうちは結構好きです。

そしてアトリエシリーズの中でも今作の主人公【ロロナ】はキャラクター総選挙で3位を獲得しています。

その他にも【ハゲル】や【パメラ】といった歴代アトリエシリーズのキャラクターも復活しており、にぎやかな作品になっているのも特徴ですね。

現在ではアトリエシリーズが時々【ギャルゲー】と称される一因となったのもこの作品からでした。

古参アトラーからはこの【ロロナのアトリエ】以降のアトリエシリーズを【萌えアトリエ】と呼ぶ人も居ます。

まとめ

今回はざっくりと【ロロナのアトリエ】を紹介しました。

作品としての評価は100点満点中80点ぐらいですね。

原点回帰としては悪くなかったのですが、ゲーム自体がマンネリ化していて作業ゲーと化しているのが少しツライところでした。

一応個人的採点は

ストーリー ★  ★  ★  ☆
システム ★  ★  ☆  ☆
難易度 ★  ★  ★  ☆  ☆
中毒性 ★  ★  ★  ☆  ☆
オススメ度 ★  ★  ☆  ☆

と言った感じですね。

是非参考にしてみて下さい♪

 

満月