まだまだ続く1990年代前半の最強時代。
今回はアニメでは【BNWの誓い】として取り上げられていた三強時代。
ただこの時代は実は牝馬もスゴイ時代だったんですよね。
牝馬クラッシック二冠馬【一等星】こと【ベガ】を始め、その【ベガ】を【エリザベス女王杯】で倒して三冠を阻止した【砂の女王】こと【ホクトベガ】。
なぜかウマ娘ではこの時代の牝馬がほんまに少ないんですよね。
そしてこの世代の次に訪れる【怪物ナリタブライアン】。
歴史が塗り替わる時代。
今回もそんな最強ウマ娘を5頭紹介していきます♪
まず最初に登場するのはチームカノープス最後の一頭。
勝負服がかなり可愛らしい【マチタン】こと【マチカネタンホイザ】さんです。
このお馬さんも【ナイスネイチャ】同様に【善戦マン】のイメージがあるお馬さんですね。
ただこの最強世代で常に3着や4着に食い込むのはやはり力があるから。
特にクラシック戦線では【ミホノブルボン】が強すぎた為中々日の目を見ませんでしたが実力は申し分ないお馬さんなんです。
ただこの【マチカネタンホイザ】ですがレース以外で凄く有名なお馬さんなんですよ。
それは1994年の【ジャパンカップ】と【有馬記念】の連続出走取消事件です。
特に【ジャパンカップ】では日本馬の代表として期待されていただけにいきなりの出走取消。
その理由が・・・【鼻出血】。
つまり鼻血です。
これ当時マジかと思いましたね。
その結果【鼻血ブーの馬】なんて呼ばれてました。
ただ後から聞いた話だとお馬さんは【口呼吸】が殆ど出来ない為、【鼻血】は生命の危機に繋がるみたいです。
馬鹿にしてごめんなさい。
更に続いて【有馬記念】の出走取消理由はなんと毒蜘蛛を食べたせいで【蕁麻疹】を発症したから。
なんという悲劇。
両方のエピソードはアニメでもきちんと初登場時の【初詣】や【ライスシャワー】の回で出てきてクスっと笑えました。
特に【毒蜘蛛】は【トウカイテイオー】のスペシャルドリンク作成時に材料に置いてあったのが遊び心満点です。
こんな実力はあるのに少し残念な【マチカネタンホイザ】の二つ名は【病気のデパート】でした。
全然嬉しくないです。
しかしアニメ2期のチームカノープスメンバーは本当にうちのツボにドハマリしました。
よくこの4頭を選んだな・・・。
『バクシンバクシン!』
元気いっぱい学級委員長の【サクラバクシンオー】さん。
ゲームではお世話になった人がいっぱいいるはず。
イマイチウマ娘化されていない【サクラ軍団】が誇る最強スプリンター。
しかも完全短距離である1200メートルで圧倒的な力をもっていました。
逆に1400メートル以上だと一気に苦戦するタイプで色んな意味でロマンの塊みたいなお馬さんです。
そしてその実績は1993年・1994年と短距離G1レースである【スプリンターステークス】を連覇している超実力馬なんです。
名前と相まって人気が高いお馬さんで当時の短距離人気に一役かっていました。
ただ最初の頃はクラシック路線を目指していて【ミホノブルボン】のライバル的立ち位置だったんですよね。
しかし運命の【チューリップ杯】で【ミホノブルボン】に惨敗して短距離路線へと舵をきったのでした。
まあこれが大正解で歴史に残る名馬として君臨しました。
しかしこの時代は短距離界もスターホース乱立で明らかに競馬界が一番活性化していた時期でしたね。
又、このお馬さんは明らかに戦績よりも実力を持っていたお馬さんだったのですが、とにかく雨に弱く滑る芝では全く力を発揮する事ができませんでした。
この辺りも地味にうち的には魅力的に感じます。
そんなスーパーホース【サクラバクシンオー】の二つ名は【驀進王】。
1200mの距離ではまさに『バクシン!バクシン!』でした。
ゲームではきちんと特性を生かしてスピードに全振りしていきましょう♪
いよいよ【三強】の一角【ナリタタイシン】の登場です。
正直【三強】の中では一番実績的にも地味なイメージがありますが、4歳当初の末脚は3頭の中でも最強でしたね。
ただ早熟傾向だったのかな?
アニメの【BNWの誓い】では地味に主人公的なポジションに抜擢されているのが良いですね。
実際このお馬さんは【ビワハヤヒデ】や【ウイニングチケット】の2頭と比べると格下のイメージがあっただけにこの抜擢はうち的には嬉しかったです。
ただ格下に思われがちなだけでこのお馬さん全然強いです。
唯一のG1戦勝利となった【皐月賞】での末脚はまさに脅威。
トップ争いをする【ビワハヤヒデ】【ウイニングチケット】を並ぶ間も無く抜き去る姿に誰もが驚きと感動を覚えました。
実際追い込み馬の中でもこの【ナリタタイシン】が最強というファンの人も結構いますね。
ただ【日本ダービー】の後体調を崩し無理矢理出走した【菊花賞】で大惨敗。
その後【目黒記念】で復活はするものの覚醒した【ビワハヤヒデ】との【天皇賞春】に敗れてしまいます。
更に骨折などが重なり、何度か復帰を試みましたが【屈腱炎】により引退する事になりました。
5歳以降は正直レースにもあまり出る事が出来ず、G1戦も【皐月賞】の1勝だけでしたが【三強】の一角として人々の記憶に残る名馬でしたね。
そんな【ナリタタイシン】ですが、基本は【三強】と呼ばれることが多いもののその豪脚から【驚異の末脚】とキャッチコピーが付くことが多いです。
この3頭のクラシック路線は本当に熱く、当時牝馬のクラシック路線も【ベガ】の活躍で4歳馬が一番注目されていた時代だったと思います。
【三強】の一角【ウイニングチケット】さん。
このお馬さんを語る上で外せないのが【柴田】騎手ですね。
苦労人【柴田】騎手に初の【ダービー】をプレゼントした馬。
更に【ウイニングチケット】の引退する1ヶ月前に【柴田】騎手も引退しておりまさに運命を感じる絆で結ばれた1頭と1人。
うち的に感じるウマ娘の弱点は馬と人間とのドラマがどうしても反映されない所ですね。
こればかりは仕方ないですが。
そんな【ウイニングチケット】ですが【日本ダービー】を制した後は【ビワハヤヒデ】と激戦を繰り広げるはずでしたが、【菊花賞】以降は【ビワハヤヒデ】が完全に覚醒してしまい中々結果を出す事が出来ませんでした。
それでも【ジャパンカップ】では3着に入ったりと実力は高く、アメリカへの海外遠征のプランもありましたが怪我で断念。
その後【天皇賞秋】に【屈腱炎】を発生させて引退してしまいます。
このお馬さんもライバルであった【ナリタタイシン】同様に晩年はケガに苦しみ実力を発揮しきれなかったイメージがありますね。
こんな【ウィニングチケット】の二つ名ですが【三強】はもちろん【柴田】騎手に【日本ダービー】を勝たせたこ事から純粋に【勝利の切符】と呼ばれていました。
前述の【ナリタタイシン】もそうでしたが全然弱いお馬さんでは無かったのですが・・・。
でもこの3強時代をきちんと切り抜いてアニメ化しているウマ娘はうち的には嬉しいですね。
間を【トウカイテイオー】と【ナリタブライアン】に挟まれた世代ですが、紛れもなく最強の世代だったとうちは個人的に思っとります。
もう少し評価があっても良いと思うんやけどなぁ。
ちなみにお父さんはあの【マルゼンスキー】です。
アニメでは絡みが無いですが・・・。
【三強】最後の1頭はご存じ【ラスボス】こと【ビワハヤヒデ】さんです。
ウマ娘でも凄いラスボス感が出ていますね。
なんか知的で分析するタイプのウマ娘で描かれていますがこれは頭の大きさからきているのかな?
そんな【ビワハヤヒデ】さんですが春のクラシック路線では上記2頭に惜敗して2着が続き、【三強】の中で唯一クラシック勝利が無いお馬さんでした。
それが一転。
秋に入ると完全に覚醒します。
クラシック最後の【菊花賞】ではなんと2着に5馬身以上もの差をつけての圧勝。
更には【ライスシャワー】の持つ東京3000メートルのコースレコードも塗り替えるおまけつき。
この時点で【ビワハヤヒデ】は【三強】から抜け出し【一強】と呼ばれるように。
そして伝説の1993年の【有馬記念】。
ここでは【トウカイテイオー】の奇跡の復活に敗れてしまいます。
これはアニメ二期のラストレースですね。
それでも評価は落ちる事無く1999年の【天皇賞春】【宝塚記念】とG1戦を連勝し、この年に【三冠馬】となる弟【ナリタブライアン】との兄弟最強対決に期待が集まります。
しかしながら【ビワハヤヒデ】も【ナリタタイシン】【ウイニングチケット】らと同じく【屈腱炎】の為引退してしまい兄弟対決は夢の物語となってしまいました。
てか【三強】全員が【屈腱炎】にやられてしまうのもなんか運命を感じますね。
そんな【ビワハヤヒデ】ですがアニメ等でいじられている通り非常に【頭の大きな馬】として有名で、【頭の大きな馬は走らない】と言われていたジンクスを覆した事でも有名でした。
やはり超一流は俗説を叩き潰してくれますね。
後【ビワハヤヒデ】の記録としては15連続連帯ってのがあります。
これは連続で15戦1着か2着にしかなっておらずJRA歴代2位の記録なんです。(1位は神の馬【シンザン】)
そんな化物じみたこのお馬さんの二つ名ですがちろん【三強】と呼ばれていましたが不本意にも【デカ頭】とかとも呼ばれていました。
実績より容姿が先行する二つ名っていったい・・・。
そら怒るわな。
ただこの【ビワハヤヒデ】は他の馬とは徹底的に違う一面をあって、それは短距離でも中距離でも長距離でも一流の結果を残しているんです。
その為評価になりますが真の二つ名は【万能の名馬】だとうちは思います。
この【ナリタタイシン】【ウイニングチケット】【ビワハヤヒデ】の3頭は引退後も競い合うように長生きをしており、現在では【ウイニングチケット】のみが30歳を超えて存命です。
まあ人間でいうと100歳越えとります。
長寿争いでは【ウイニングチケット】の勝利でした。
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はじめまして。
ウイニングチケットですけど、厳密にはマルゼンスキーは「父親」ではなく「母父」となります。
ご指摘ありがとうございます。
ほんまですね。
間違っていました。