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ウマ娘グローバル版が大成功中

2025年6月26日からSteamでサービスが開始されたウマ娘グローバル版。

2カ月が過ぎた現在はどうなっているのか?

その辺りを見ていこうと思います。

ウマ娘グローバル版の人気

結論から先に言ってしまうと、信じられないぐらいの大ヒットをぶちかましています。

先に軽く海外のソシャゲの状況を説明すると、日本や韓国といったアジア圏と違ってそれほど人気があるわけではありません。

とくにウマ娘のように課金ガチャありきのゲームは、むしろ敬遠される傾向がありました。

事実、ウマ娘が登場するまではどのソシャゲも日本程の人気は無かったのです。

ところがいざ蓋を開けてみるととんでもないことになってしまいました。

リリース当初からSteamの同接数が2万人を超えるなど、予想外の滑り出しに。

その後、海外の有名配信者やVtuberが実況配信をおこなったことであっという間に同接5万人を超えるコンテンツとなってしまうのです。

いやー、これ地味にとんでもないですね。

ゴリゴリの洋ゲータイトルの中に、ポツンとランクインしているウマ娘というワードがあまりにもシュールすぎて吹いてしまいました。

さらにこの後、7月17日にゲーム内でも覇権サポカである「キタサンブラック」が登場したことで人気はさらにブーストがかかることに。

多くの海外配信者がこの「キタサンブラック」のガチャ実況を配信したことで、Steamの同接は8万人を超えてしまいました。

さらにとんでもなかったのがウマ娘の売上。

日本でも発売後1年間は1位を独走していたこのゲームですが、海外でもヤバいことになってしまいます。

なんとアメリカ・カナダ・イタリア・フランス・シンガポール・タイで売上1位になっちゃいました。

それ以外のオーストラリアやドイツなんかでも2位と、軒並み各国でベスト5位いないに張っているのです。

課金ガチャゲームが良しとされない海外においてこの成績はあり得ません。

それぐらい常識を覆す人気となっているのです。

2カ月が経った現在でもその人気は衰えず、月の売上は20位以内をキープするなど凄まじいことになっているウマ娘。

サイゲームズの6月期決算には間に合わなかったグローバル版ですが、おそらく次の決算には数字が入ってくると思われます。

一体どれほどの数字を叩き出すのか今から決算が楽しみですね。

ウマ娘グローバル版が成功した理由

当初ウマ娘のグローバル版の販売に関してはかなり否定的な意見が大半をしめていました。

それもそのはずで、元ネタが日本の競馬という海外にはあまりにも関係無さすぎるテーマだったからです。

事実、サイゲームズ自体もあまり乗り気ではなく、発表から半年以上も放置されている状態でした。(笑)

ところが発売すると前述のような空前の大ヒットをたたきだすことに。

なぜウマ娘が海外でここまで受け入れられたのか?

その理由は大きく分けて3つあります。

1つはゲームシステムが斬新であったこと。

ウマ娘のメインとなる「育成パート」は今までの海外のゲームには存在しないタイプのシステムだったのです。

個性的なウマ娘それぞれの「育てやすさ」「適正距離」「適正脚質」などの特徴を考慮した育成が必要で、奥深いゲームシステムが完全にぶっ刺さりました。

その結果、海外では「カワイイのに超高難易度ゲーム」として認識され、新しいゲーム層を掘り起こすことになったのです。

そして2つ目はキャラクターと実在する競走馬の融合。

ウマ娘は、実在する競走馬の名前や魂を受け継いだキャラクターであり、魅力的なデザインと個性が人気の秘訣になります。

当初、海外では日本と違いこの点が心配されてましたが、まったくの奇遇に終わりました。

特にハルウララやゴールドシップといったキャラは海外でも人気となり、実際の競走馬のことを調べるファンまで出てきたのです。

この辺りは完全に日本のファンと同じだと言えますね。

海外のこの反応は、サイゲームズからしても嬉しい誤算だったでしょう。

そして最後3つ目が海外実況です。

前述の通り海外の有名配信者やVtuberが育成配信やガチャ配信を行ったことで、広く知れ渡ることとなりました。

もともとウマ娘はゲームの性質から配信とのシナジーが高く、日本でも同じような傾向があり海外でもそれが反映された形となったのです。

これら3つ以外にも多くの理由があると思いますが、多くの人を惹きつけるゲームとして認識されたのは間違いないでしょう。

ウマ娘グローバル版の影響

日本でも多くの影響をもたらし社会現象となったウマ娘。

グローバル版でもまったく同じような事象が起こっています。

まず、各国で競馬への関心が著しく向上しました。

タイやインドネシアでは、『ウマ娘』をきっかけに競馬を知り、自国の競馬を見に行くファンが増えたのです。

この辺りは日本と全く同じですね。

ちなみにインドネシアでは、リリース直後に行われた三冠競走の最終戦「インドネシアダービー」に注目が集まり、数多くの観客が訪れたとか。

これは素晴らしい。

そしてもう一つが元ネタとなった競走馬への関心です。

特に海外ではハルウララの育成で脳を焼かれた人が続出し、彼女を勝たせようと奮闘するユーザーが大量発生しました。

それは実馬のハルウララにもつながり、生牧草バンクへの寄付が殺到することになったのです。

これも日本でナイスネイチャーのバースデードネーションがとんでもないことになったのと同じケースですね。

そう考えると海外でも感じことは同じだったということでしょうか。

現段階では想定以上の人気ごなっているウマ娘グローバル版ですが、是非この勢いが継続してくれると嬉しいですね。

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