今回は【真女神転生Ⅲリマスター版】はどうだったのかを書いていきます。
恒例のうちの独断による見解ブログです。
攻略とは何の関係もありません。
興味ある方は是非見ていって下さい。
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【女神転生】シリーズの中でもNo1の人気を誇る通称【メガテン3】のリマスター版。
しかし最近はリマスター版の販売が多く結構賛否両論われていますね。
さてこの名作の売り上げはというと・・・。
●PS4版
48,830本
●Switch版
52,481本
はい。
合計で10万本売れています。
正直世間一般的には驚きの数字みたいですね。
大きな競合タイトルが無かった事もあり、繋ぎ目に販売された効果も大きかったようです。
ただうち的には正直もっと売れると思っていました。
この作品は【女神転生】シリーズの中でも群を抜いた名作であり、無印は初週で18万本売り上げたモンスターコンテンツなのです。
そう考えると正直・・・。
逆に【ペルソナ3】や【ペルソナ4】のリメイク版ならもっと売れていたという声もちらほら。
う~ん。
確かに純粋な【女神転生】はある程度プレイヤーを選ぶ作品ですがこれも時代の流れなのでしょうか。
うち的には世間の反応も含めて少々残念な結果となりました。
しかしSwitch版の方が売れているってのもなんか変な感じがしますが・・・・。
世間一般では驚きの販売数ですがうち的にはもう少し売れてもよかったと感じています。
このシリーズは元々コマンド式のRPGにしては珍しく難易度が高いゲームです。
そして世界観もダークファンタジー色が強く受け入れにくい人には本当に苦手なゲームだとは思います。
そして今回のリマスター版で一番驚いたのはグラフィック意外殆ど弄っていない点です。
下手すると手抜きと思われる可能性もあるこの危ない賭け。
ストーリーはもちろんの事、追加の悪魔も無ければ目新しいシステム変更は何も無いです。
もちろんキャラクターのデザインもほぼ変更なし。
更にはセーブポイントでしかセーブ出来ないという仕様もそのまま。
現在のゲームではフリーセーブが当たり前の中、この不便さ爆発のゲームシステムを継承。
これは確かに現在のゲームに慣れている人からしたらとっつき難さ爆発ですな。
更にダンジョンのギミックも正直初見では理解不能な物が多く、一言で言うと昔ながらの不便さと理不尽さが融合した作品のままこの令和の世の中に販売されたのです。
こうやって考えると良く初週で10万本売れたな・・・。
ただ刺さる人には刺さる作品でかくいううちも【ライザ2】までの繋ぎでプレイしましたが結局100時間以上プレイしてしまいました。
恐るべし。
この人を選ぶというのも【女神転生】シリーズの個性であり、そう考えるとブレないこの姿勢は凄く良かったと感じます。
世間一般的には良作として一応は認知されているようですが、うち的にもこのリマスター版の良かった点を挙げていきます。
まず第一になによりフルボイス&グラフィックの大幅向上で凄く物語に引き込まれました。
ストーリー自体は【女神転生】シリーズでも随一の作品なのでそれを上手い具合にサポートする感じでリマスターされた感が凄く良かったです。
無印の時はあまり感じなかったキャラに対する感情移入がやはりバツグンに違いました。
しかしボイスって大事ですね。
ここまで作品の没入感を左右するとは正直思っていませんでした。
でも考えればフルボイスで無かった【新サクラ大戦】でげんなりしたのを思い出しました。
【千晶】事【バアル・アバター】戦の最後なんかこんなに心に響いた記憶が無かったので正直ビックリしました。
現在の作品とは違い、キャラクターデザインも一切変えずに使ったのも凄く良かったです。
そして相変わらずの難易度。
やはりフリーセーブにしなかったのは大正解です。
きちんとこまめにセーブをしないととんでもない目にあうのがこのシリーズ。
ここはしっかり押さえています。
かくいううちもセーブし忘れて【ホワイトライダー】戦になった時はかなり焦りました。
もはやオワコンのイメージがあるコマンド式RPGですが、やはりこのドキドキ感が未だに再現されいているのは凄く嬉しいです。
それこそ【ドラクエ2】で長いダンジョンを越えてやっと【ロンダルキア】についたと思ったら【ザラキ】で全滅する感じの理不尽さ。
これこそがRPGの醍醐味だと改めて実感しました。
安易にバトルアクションに走らずにこういった作品をこれからも作って欲しいです。
特に過去のタイトルを使うには簡単にシステムを大きく変えないで欲しいですね。
丁度昨年の【新サクラ大戦】のような事はやめて欲しいですね。
もちろん良いところばかりではありません。
少し矛盾しますが正直ボリュームが不足しています。
やはり何らしかの追加要素はあってもよかったのかなと思います。
悪魔合体なんかそうですが、もっと追加の悪魔がいても良かったと思います。
正直作品的にはシリーズ的にも中期の作品になります。
その為作品自体のやり込み要素が正直弱かったと思います。
昔はあまりやり込み要素無い作品が多かったですからね。
ただこの辺りは現在の流れに合わせても良かったと思います。
例えば【ペルソナ4】なんかだと【完全無敵のサンダルフォン】の作成みたいに悪魔合体でのやり込みがありました。
今作ではその辺りが非常に薄かったと思います。
同時に追加のボスは少し欲しかったですね。
この作品は特に後半のボス戦が秀逸でただ硬いだけでは無く、すごく戦略性があって面白いので追加でのボス戦があればもっと良かったと思います。
実際普通にクリアーするだけなら30時間程でクリアー出来てしまいます。
この辺も含めてうち的にはボリューム不足だったと感じています。
正直プレイヤーを選ぶ作品なので【ペルソナ】の延長線上でプレイすると結構イタイ目に合いそうな気もしますが、やはりかなりの良作だと感じています。
話題的には【天穂のサクナヒメ】に総取りされてしまった感はありますが・・・。
こんな【真女神転生Ⅲリマスター版】ですが、うち的な評価は100点満点中80点といった感じです。
プレイしてみて色々良い点ばかり目立ちはするのですが、やはりボリュームが不足していてやりこみも弱いのが少しマイナスです。
それでも久しぶりにじっくりと腰を据えてコマンド式RPGに勤しみたい方には全然オススメですね。
中々続編が出てこない【女神転生】ですが、30年以上続くブランド力をまざまざと見せつけられた作品だったと思います。