2024年第一四半期サイバーエージェントの決済が発表されました。
今までサイゲームスの決算=ウマ娘の決算でしたが、今回から大きく変わることに。
同時にウマ娘の立ち位置も今後変化すると予想されます。
今回はその辺りを見ていくことにしましょう。
2024年に入りウマ娘で一番の盛り上がりを見せるのが2月後半の三周年記念。
それに合わせるように5thライブの開催など大きなイベントが組まれていました。
そんな最中、ウマ娘のダウンロード数が2000万ダウンロード突破したことが発表されます。
一応海外展開しているものの、ほとんど日本での売り上げがメインになるのでこの数字はやはりとんでもないですね。
極端な話をすると日本人の6人に1人はウマ娘をダウンロードしていることになります。
もはや化け物すぎるんですけど。
さらに先日ようやくメインストーリ第2部の開催も発表。
しかもまさかのランクラフトが主役!
そしてキャロトからの初実装となったシーザリオ。
シナリオもどやら2005年牝馬路線らしく、エアメサイアにデアリングハートとファンからするとたまらないラインナップとなりました。
この流れを見るとディープインパクトの実装も夢みてしまいます。
このように一部界隈では盛り上がりを見せているウマ娘。
ただ売り上げはというと少し厳しい状況です。
基本アニバーサリー前といういことで売上は落ちるのですが、ちょっこ今回は厳しすぎますね。
例年バレンタインガチャは売上が上がるのですが、今年はセルラン11位と大惨敗。
他コンテンツの周年記念に完全に負けてしまいました。
この雰囲気だと3周年も昨年のように、ほぼ1位を取り続けるような感じにならないような気がします。
はたしてウマ娘はどうなるのか?
3周年は?
そしてその不安を後押しするように、サイバーエージェントの2024年第一期決算が発表されたのです。
2024年サイゲームス第一四半期決算。
結論からいうと売上が上がっています。
2023年同期の売上が約409億円。
そして2024年の売上は450億円と約1割もあがっているんですね。
当然この数値は昨年の10月~12月の売上内容。
この時期はウマ娘アニメ三期の放映期間で、一見ウマ娘のおかげで売り上げが戻ったのかと錯覚しがちですが残念ながら違います。
今回サイバーエージェントの決算売上が上がったのは、【呪術廻戦ファントムパレード】の大ヒットのおかげでした。
つまりウマ娘に代わるコンテンツが登場したんですね。
ただご存じの通り。【呪術廻戦ファントムパレード】はサイバーエージェントの自社IPではありません。
開発は子会社サムザップが行っているのですが、もちろんアニメーションの大元である東宝が噛んでいます。
簡単にいうと売上の一部を東宝に献上する必要があるんですよ。
その結果売上が1割も上がっているにも関わらず収益は3分の1に。
決算報告でも自社IPでないために収益が上がらなかったと説明がされていました。
まあここまでならまだ売り上げがあがったからいいと感じるのですが、この決算報告で今までにないことがおこっていたのです。
なんと今回はウマ娘に関する報告がほとんどありませんでした。
今までなら最低でも史料数ページを使って今後のウマ娘の展開と、それに関する売上予測が説明されていたのです。
それが今回は一切なし。
3周年記念を目前に控え新シナリオも実装予定。
さらには5月には映画まで控えているのに。
これはかなり背筋が凍りましたね。
サイバーエージェントのゲーム部門において、間違いなくウマ娘は主軸を担うコンテンツでした。
むしろウマ娘の存在により、サイバーエージェントはここまで大きくなったと言っても過言ではないでしょう。
それが今回一切ふれないなんて…。
これは完全に会社としても脱ウマ娘に動いていることを表しているのです。
では今後ウマ娘はどうなっていくのか?
今後のサイバーエージェントの傾向から予測していきましょう。
おそらく今後ウマ娘へのテコ入れは減少していくと思われます。
まず今回の決算でもサイバーエージェントのゲーム事業は、コンシューマーの方に力を入れていく姿勢が見えました。
これは先日発売された【グランブルーファンタジーリリンク】からも明らかでしょう。
開発中にプラチナゲームズが撤退したことで販売すらやアブまれていた【グランブルーファンタジーリリンク】。
8年もの開発期間を経て発売された今作は、各方面でとんもない高評価を得ています。
うちはまだプレイしていないのでなんとも言えませんが、売上や反応を見てい限り大成功といえるでしょう。
そしてこの開発を支えたのがウマ娘の収入だったと考えられるのです。
また今期放送されている【勇者爆発バーンブレイバーン】というアニメ作品。
こちらもとんでもないレベルの作画クオリティで大好評を得ているのです。
このように今後サイバーエージェントは、アニメやコンシューマー作品など他のコンテンツ強化に力を入れていくのではないでしょうか。
そのためウマ娘へのテコ入れは下がってくると思われます。
といっても売上的にも人気的にも化け物コンテンツと呼べるウマ娘。
一定の収益を上げ続ける程度には投資をしていくのは間違いなでしょう。
この流れが良いことなのか悪いことのなのかうちには判断がつきません。
ただ今年はウマ娘にとって新しい展開を迎える年になると言えるのではないでしょうか。