いよいよ最強世代と呼ばれる1990年代前半の扉が開かれる。
今回は【オグリキャップ】の時代から【メジロマックイーン】の時代への転換期。
最後の平成三強【イナリワン】を筆頭に競馬の変換期を彩ったウマ娘たちを紹介します。
結構アニメ第二期の時期に近づいてきているのでアニメでも活躍しているウマ娘が少しづつ出てきます。
そしてうちが大学生の時代で一番競馬が好きだった時代に入っていきます。
だからアニメ第二期の8話や10話見たら号泣しても仕方ないですよね。
それでは今回もウマ娘を5頭紹介していきます。
今回1番目のお馬さんはウマ娘ではサポートカードの【ヤエノムテキ】さんです。
なんかウマ娘では武闘家キャラになってるんですが・・・。
何故?
そんな【ヤエノムテキ】さんですがれっきとした1989年の皐月賞馬さんです。
東京2000メートル芝では無敵の強さを誇り、長らく東京2000メートル芝のレコードホルダーという実績をもっているんです。
戦績も【日本ダービー】【天皇賞秋】とG1戦を2勝しており全然スターホースとしての資質も問題ないお馬さんなんです。
ただ時代が悪かったですね。
中距離では【オグリキャップ】が長距離では【スーパークリーク】と伝説級の2頭に歯が立たずなんとなーく人気が出来らなかったイメージがありますね。
よってウマ娘でもダービー馬にかかわらずイメージが弱いまんまです。
うちは結構好きでしたが・・・。
後このお馬さんはめちゃくちゃ気性が荒いことも有名で引退式をやらなかった事が話題になりました。
そんなお馬さんですが二つ名というかキャッチコピーがあり【東京の二千に咲いたムテキの舞】と結構カッコイイんですよね。
ウマ娘では色んな意味で人気が出て欲しいです。
またまたサポートカードのウマ娘【メジロアルダン】さんです。
名前からわかるように【メジロ牧場】のお馬さんですね。
ウマ娘では明らかに清楚系お嬢様みたいな雰囲気がでています。
普通にかわいいです。
ただこのお馬さんもG1戦未勝利のお馬さんですね。
競走馬時代は1988年~1991年まで活躍しましたが、他の馬たち同様に【平成三強】の壁に粉砕され続けたお馬さんです。
しかも幼い頃から病弱で本当に【ガラスのような細い脚】をしており、現役時代も故障がちで常に休養と隣り合わせだったみたいです。
でも今回ウマ娘化されたのには理由があります。
唯一のG1戦勝利である【高松宮杯】であの【バンブーメモリー】を倒しているんですね。
更に【天皇賞秋】ではレコード勝ちした【ヤエノムテキ】に惜敗の2着と結構印象が残っている感があるお馬さんなんです。
その為記憶に残る馬としてウマ娘化されたと思います。
そんな【メジロアルダン】さんの二つ名やキャッチコピーですが特に見つかりませんでした。
残念。
ウマ娘では何か二つ名を付けてあげたいですね。
平成三強最後の一人【イナリワン】です。
ウマ娘では名前と【大井競馬場】から来た事から、ちゃきちゃきの江戸っ子で描かれています。
そして頭にはお稲荷さんのお面と徹底しています。
ただ出身は北海道ですけど・・・。
アニメなんかでは司会をやったり少しネタよりのキャラで描かれていますがお馬さんとしての実力はケタ外れです。
ウマ娘でも一緒に登校している【タマモクロス】【オグリキャップ】【スーパークリーク】らと同じく第二次競馬ブームの立役者さんですね。
このお馬さんも【オグリキャップ】と同じ【地方馬】で【大井競馬場】から殴り込んできました。
ウマ娘でも小さい体で描かれていますが実際のお馬さんも馬体は小さめでしたが兎に角パワフルで推進力が桁外れ。
当然戦績も素晴らしく【天皇賞春】【宝塚記念】【有馬記念】とG1戦を3勝しており、グランプリホースの申し子でした。
ただ時代が時代なのか何故か年度優秀馬にも選ばれているのにレースでは一度も1番人気にならなかったという逸話があります。
それだけ周りにスターホースが多すぎる時代だったんです。
後ちっこいせいか水を含んだ重馬場にはめっぽう弱くそれも一番人気が少なかった理由かもしれません。
でも一番の理由はこのお馬さんは【ライスシャワー】同様にどちらかと言うとヒールでした。
色んな意味で記録や記念を破壊するイメージが強かったからですね。
うち的には印象として【オブリキャップ】のライバルというよりかは【スーパークリーク】と熱戦を繰り広げていたイメージが強いですね。
こんな【イナリワン】の二つ名ですが【平成の三強】なのに一部では【競馬界最強のKY】という可哀そうすぎる名前が・・・。
実際【ライスシャワー】が出てくるまで記録クラッシャーといえば【イナリワン】というイメージが強すぎましたね。
同じ地方出身なのに【オグリキャップ】はヒーローで【イナリワン】はヒールのイメージが付いてしまってました。
実際引退式も【オグリキャップ】復活のラストランである【有馬記念】の昼休憩中というのも何か因縁を感じます。
ウマ娘ではもっと活躍させて欲しいです。
この辺りからガッツリとアニメ2期のメンバーが参戦してきます。
その一人目がメジロ家の【メジロライアン】さんです。
このお馬さんアニメで【メジロマックィーン】達とテーブルを囲んでいたりとレース以外の所で結構出てきましたね。
ウマ娘ではショートカットのカッコイイ馬ですが、実際の馬もたてがみを刈り込んでいてこの辺りもきちんと再現されています。
この辺りの作り込みはスゴイですね。
ウマ娘では【メジロマックィーン】が主役級でしたが実際ではこの【メジロライアン】の方が人気が高かったんですよね。
とくに女性人気が。
強すぎる【メジロマックイーン】に対する判官贔屓みたいな感じで。
時期は丁度1989年~1992年と過渡期に活躍したお馬さんで【オグリキャップ】のラストラン【有馬記念】では見事2着に入ったりと実力はピカ一で『強いのはメジロライアン』だと言われているぐらいです。
最終的には【宝塚記念】で見事G1戦を勝利し、その後の【メジロパーマー】【メジロマックイーン】らと【メジロ馬宝塚記念3連覇】への立役者となりました。
その影響か一時期【宝塚記念】は【メジロ記念】って呼ばれてました。
まあこのメジロ牧場はもう現在は残っていないのですが・・・。
このお馬さんに限らずウマ娘では一部のウマ娘の名レースが軽く流されるのは少しもったいないですね。
二つ名は特に無い物のキャッチコピーとして【本当の強さは誰も知らない】ってのがあります。
これは実力があるのに今一つ勝ちきれなかった【メジロライアン】を良く表しています。
この馬結構逸話も多いのですが又機会があれば紹介したいと思います。
今回最後のお馬さんはみんなの【イクディス!】こと【イクノディクタス】さんです。
アニメウマ娘ではチームカノープスの一員で大きな丸眼鏡が特徴的ですね。
なんか後半では【メジロマックイーン】のライバルみたいな感じで会話していますが実際はそうでも無かったです。
というかようやくここで牝馬の登場。
って考えると昔はやはり牝馬の地位って低かったんですね。
結構ウマ娘ではチームカノープスの中でも知能派なイメージで描かれています。
しかし彼女はG1戦はもちろんGⅡ戦ですら勝利した事が無いお馬さんです。
それなのに何故こんなに優遇されているのか?
その理由は彼女にはスゴイ特徴があるのです。
それはデビューしてから一度も怪我する事無くなんと51戦ものレースを走ったのです。
更にG1戦でも2着に入る事が多く、なんとG1・GⅡ戦未勝利なのに【ダイイチルビー】を抑えて賞金女王になっているのです。
俗にいう【無事これ名馬】を地でいっているお馬さんですね。
ちなみに【ダイイチルビー】はアニメで【ダイタクヘリオス】が『お嬢様がツレないんだよー』と叫んでいたお嬢様の事です。
そんな【イクノディクタス】ですが引退後は繁殖牝馬になり、一番最初に産んだ子供が【メジロマックイーン】との間に出来た子だったんです。
現役時代に武豊が『【メジロマックイーン】は【イクノディクタス】の事が好きみたい』と発言しておりなんか感慨深いものがありますね。
そんな【イクノディクタス】の二つ名は【鉄の女】。
これはイギリスの首相【サッチャー】からとったものでまさに彼女を表している上手い二つ名です。
てなわけで今回は一応ここまで。
次回からいよいよアニメ第二期で大活躍したスターホース達が登場します。
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ヤエノムテキは皐月賞馬で、サクラチヨノオーがダービー馬ですよん。
ほんまや。
間違ってました。
指摘ありがとうございます。