アニメ30周年記念として製作が進められていた「魔法騎士レイアース」。
1993年に当時飛ぶ鳥を落とす勢いだったCLAMP先生が「なかよし」で連載されていた今作は、1994年にアニメ化されて大人気を博しました。
主題歌の「ゆずれない願い」は230万枚の売上を叩き出し、社会現象を巻き起こすなど昔を知る人からすると伝説的な作品になります。
昨今のリメイクブームに乗っ取り、この「魔法騎士レイアース」も2026年秋アニメとして令和の世に戻ってきました。
大ブームを巻き起こした当時から約32年が経過してのリメイク作品。
最近のリメイク作品が軒並みこけていることから、かなり不安な要素がありましたが令和版「魔法騎士レイアース」は現状どなのか?
まだ2話が終わった時点ですが現在うちが感じていることを語っていきたいと思います。
2026年10月7日から放送された令和版「魔法騎士レイアース」。
現段階の評価としては話題性を作ったという点も踏まえ、満点に近いできだったでしょう。
うちが特に感じたのは1994年のアニメ版をかなりトレースしている点でした。
キャラデザが当時のまんまなのは事前に知っていましたが、作品の持つ雰囲気やテンポまでもほぼほぼ世襲しているんですよね。
特に当時から要所要所で出てくるデオルメキャラも、当時の雰囲気そのままでした。
正直これはかなり博打だったと思います。
昔のデザインに関してはやはり今の世代に刺さるとは言えません。
そのため好意的に受け取られない可能性が高く、かくいううちも少し微妙な感じを受けていました。
ただそれを上回るストーリー展開とテンポの良さが、キャラデザの違和感を完全に払拭していたのです。
この辺りはやはりCLAMP先生の構成力の凄さですね。
それに最近「アポカリプスホテル」や「さよならララ」のように、昔のキャラデザでもストーリーの良さから大人気になった作品の影響もあったのかもしれません。
まあ、さすがに第2話でのプレセアの「ネィティブアメリカン」発言は無くなっていましたが(笑)。
そして特筆すべきはネットでの想像以上の盛り上がりです。
特に第1話の挿入歌に「ゆずれない願い」が流れる演出は、Xのトレンド1位になるなど大きな話題となりました。
うちもあのシーンを見ていて心に響くものがあり、なんか涙が出そうになったのはここだけの話です。
同様に第2話でも原作通り海がアルシオーネをおばさん呼ばわりした際に、ニコニコの動画で中の人の/ 能登麻美子さんの出演キャラのセリフ弾幕が流れるなどかなり笑ってしまいました。
このように2話までが終わった時点で、大コケした数々のリメイク作品とは明らかに違った反応をみせている令和版「魔法騎士レイアース」。
ただ不安要素がないわけではありません。
その不安要素が結構ヤバイ気がするのです。
「魔法騎士レイアース」を見てうちが一番不安に思った点。
それが細かい作画描写のミスです。
正直アニメ作品の作画としては背景の書き込みや魔法演出、さらにはキャラクターの見せ方など文句のつけようがありません。
ただその一方で少し違和感を覚える点も多々ありました。
まずはところどころで全体のパースが狂っている箇所があります。
アニメとして通しで見る分にはそこまで気になりませんが、画面を停止してみると要所要所でおかしな部分が存在していました。
それと同様に気になったのが風の髪型。
ロールの先の書き方が明らかに雑で、この髪型がどういった形なのか理解していないように感じてしまいました。
「魔法騎士レイアース」のリメイクが決まった時、一番不安視されていたのがこの作画部分だったのです。
制作会社の「E&H production」は2022年に「MAPPA」から独立した新進気鋭の会社で、正直作品実績がそれほど高くありませんでした。
会社を立ち上げた朴性厚氏は「MAPPA」時代には「呪術廻戦」の監督をされていましたが、「E&H production」としては「ラーメン赤猫」くらいしか代表作がなかったのです。
ただ「ラーメン赤猫」自体は素晴らしいアニメだったので、うち的には大丈夫だとは思っていましたがやはり違和感が出てしまいました。
この辺りは少し差別的な発言になるのでよろしくありませんが、朴性厚氏が韓国人ということもあり韓国系のクリエイターが多く、若干日本文化に関する認識がズレている点があるのかもしれません。
現段階ではそれほど大きな作画崩壊ではありませんが、細かい点で見られる違和感。
2クールにも及ぶ長丁場なだけあって、うちの中ではぬぐい切れない不安要素になっています。
現段階では最高のスタートを切った「魔法騎士レイアース」ですが、今後の評価に関してはどうなるのかさっぱり予測が立ちません。
正直現在の若い子にはそれほど刺さっているわけではないので、展開しだいでは早々に飽きられている可能性も否めないのです。
同時に1994年のアニメ時にもかなり問題になった原作改変をこの新シリーズでもどこまでやっていくのか?
おそらく旧作アニメをベースにリメイクしているので、原作と違う流れになるとは思いますがこの辺りもどう評価されるのか気になりますね。
なんたって「魔法騎士レイアース」は現在でも根強い原作ファンが多く、一歩間違えば炎上しまくるコンテンツになるので…(実際に光役の佐倉綾音さんと海役の大久保瑠美さんは原作ガチ勢として有名ですから)。
現状はなかなか成功しないリメイクアニメですが、伝説的な作品である「魔法騎士レイアース」にはその呪縛を断ち切ってもらいたいです。