ソシャゲとして発表されてた【レスレリアーナのアトリエ】。
ついにリリース日も10月31日と発表され、アトリエ界隈ではもりあがっている…はずなのですが…。
今回は先行きがかなり怪しくなってきた【レスレリアーナのアトリエ】について見ていくことにしましょう。
事前登録者数
ついにサービス開始日が10月31日に決定した【レスレリアーナのアトリエ】。
ゲーム画面や登場キャラクターなど、多くの最新情報が次々と公開されています。
しかしながら予想以上に盛り上がっていないんですよね。
発表当初から批判の嵐が巻き起こっていましたが、それが現実的にも如実に表れてしまいました。
サービス開始まで2ヵ月を切った時点で、まだ登録者数が10万人しかいないのです。
ソシャゲとしてこの数字はどうなのか?
正直少なすぎます。
【アトリエオンライン】でさえ、事前登録20万人はいっていました。
それなのに10万人とは…。
一応【レスレリアーナのアトリエ】では、事前登録者数によって特典を決めていました。
内容は
・事前登録者数10万人:星導石×100
・事前登録者数20万人:星導石×100(合計200)
・事前登録者数30万人:星導石×100(合計300個)・SSRメモリア/レスナ
というもの。
これヤバくないですか?
このままのペースだと、事前登録者数30万人が難しいレベルになってきました。
しかもゲーム情報を公開したにも関わらず、全然登録者数が伸びていません。
TVCMも展開していますが、ほぼ無反応といった感じです。
ではなぞここまで【レスレリアーナのアトリエ】は大苦戦しているのか?
少し状況を整理していきましょう。
ゲーム情報
9月に入りようやくゲームのプレイ動画と情報が公開されます。
感想としては「アトリエシリーズだな」と感じました。
【アトリエオンライン】のころと比べると各段にグラフィックも向上しており、音楽も非常によかったと思います。
ただ現段階ではそれだけでした。
基本アトリエシリーズは25年以上も続いている老舗タイトルです。
言い換えるとネタやシステムは完全にマンネリ化していました。
それでもできる範囲での改良を加え、時には予想を超えるシステムを作り上げていたのです。
それが今回の【レスレリアーナのアトリエ】には見ることができませんでした。
しかもアトリエシリーズの心臓部分である、調合システムが酷すぎます。
もちろん実際にやってみると面白いかもしれませんが、なによりキャラとの連携が必要な時点で嫌な予感しかしません。
なぜならキャラはガチャによって入手できるもの。
つまり課金ありきのシステムなんです。
アトリエの心臓部分であり、一番のやりこみ要素である調合システム。
そこのやり込みが課金ありきになっている時点で終わっています。
残念ですが高額の課金をしてまで、調合にハマルとは思えません。
同様に採取や戦闘もわくわくするような要素は一切なし。
そりゃゲーム情報を公開しても、登録者数が増えるわけないですよね。
ここまででも十分に酷いのですが、うちはさらに絶望の底に叩きこまれました。
それが【ギャルゲー化】です。
ここがヤバすぎる
近年【ソフィー】や【ライザ】の登場により、キャラを全面に押し出すようになったアトリエシリーズ。
【アーランドシリーズ】が一つの分岐点となっていて、現在のアトリエは【萌えアトリエ】と称さています。
それでも練り込まれたストーリーと、調合システムのおかげで錬金RPGというジャンルを保っていました。
しかし今回の【レスレリアーナのアトリエ】は、完全にギャルゲー化に振り切ってしまったのです。
もちろんソシャゲということで、歴代のキャラがガチャで実装されることはある程度予想できました。
しかしそれはあくまでサブ的な認識だったのですが、ガッツリ過去キャラを全面に押し出しているんですね。
たしかに【ライザ】なんかは知名度もあり、開発側とすれば使用するのは当然といえるでしょう。
ただその結果何が起こっているか知っていますか?
2019年の【ライザのアトリエ】以降、新しい主人公が登場していないのです。
正直このことに多くのファンは不満を抱えていました。
そしてようやく登場した新主人公【レストリアーナ】。
それなのに全面にでるのは、過去のキャラクターたち…。
完全にユーザーが求めているものとズレきっています。
それに残念ながらアトリエのキャラはそこまで強くありません。
キャラを全面に押し出した【ギャルゲー】なら、みんな【ラブライブ】や【ブルアカ】あたりをプレイしますよ。
それにアトリエシリーズの雰囲気と、セクシー要素は合致しません。
【ライザのアトリエ】があそこまで受け入れられたのは、見た目と違い【ライザ】というキャラがそっち系じゃなかったからす。
開発チーム自体がこのことを完全に忘れてしまっているようで非常に残念でした。
総論
あまりリリース前の作品に批判的なことばかり述べるのは良くないと思いますが、このままでは絶対に成功しないと思います。
実はこの傾向は【ライザのアトリエ3】で少し垣間見れていました。
そのためある種の不安を抱えていたのですが、見事にそれが現実となってしまったようです。
【ライザのアトリエ3】がなぜ人気がでなかったのか?
それはキャラを全面に出し過ぎて、ゲーム自体が面白くなかったからです。
斬新さの無い各種システム。
無駄に広いマップと固いボスキャラ。
何回も同じところを周らされ、ただでさえ作業感が強いゲームに拍車をかけた不便さ。
これらを全て犠牲にして、ひたすらグラフィックとキャラに注力したのが【ライザのアトリエ3】だったのです。
その悪い流れを【レスレリアーナのアトリエ】は完全に世襲してしまいました。
一応うちは事前登録をしているものの、おそらく現段階ではやりこまない気がします。
最悪この作品がアトリエシリーズ25年の歴史に終止符を打つのかもしれません。