近年まれにみる豊作揃いの2023年秋アニメ。
前評判が高った【葬送のフリーレン】や【薬屋のひとりごと】。
安定のジャンプ系【呪術廻戦】【SPY×FAMILY】とどの作品も評判通りの出来になっています。
とくに個人的には深夜枠にも関わらず、安定して視聴率3%台を叩き出している【葬送のフリーレン】はヤバイですね。
これって夕方アニメの視聴率より高いんですけど…。
そんな最中、ダークホースというか個人的に見ていてめちゃくちゃ面白い作品があります。
面白く無かったらすぐに切ろうと思って視聴を始めたのですが、なかなかドハマリしてしまいました。
今回はうち的にオススメの作品を3つ紹介します。
最初に紹介するのは【ティアムーン帝国物語】です。
総発行部数170万部のライトノベル作品。
原作餅月望先生によるWEB小説サイト「小説家になろう」発のラノベで、現在はコミカライズなどもされている作品になります。
俗にいう【なろう系】というやつですね。
物語自体は「やり直し系」と呼ばれるジャンルになります。
中世ヨーロッパ風の架空の世界ティアムーン帝国。
帝国の王女であったミーアは革命を起こされ、断頭台にて処刑されてしまいます。
しかしミーアが目をさますとそこは8年前の世界で、自分も子供の頃の姿に戻っていました。
未来で起こった事が記された日記と共に過去の自分へとタイムスリップしたミーア。
最悪の未来を回避するために孤軍奮闘するという内容になります。
この作品最初は結構シリアス系かなと思ったのですが、かなりコミカル要素が強い作品でまずそのギャップに驚かされました。
そして物語の展開としては、未来を変えようと行動するミーアに周りが巻き込まれていく群像活劇にるんです。
しかもその展開が基本周りの勘違いで進んで行くという内容なんですね。
今回放送されている【陰の実力者になりたくて】や【オーバーロード】みたいな、周りが勝手に思い込んでいい方向に進んで行くタイプの作品になります。
うち的にはこのタイプの展開が好きだということもあり、結構ハマッてしまいました。
物語のテンポもよく、作画クオリティ―も高くかなりの良作なんですよ。
とくにまったりと楽しめるのがかなりポイントが高いですね。
そういった意味では少し日常系に似ているかもしれません。
勘違い系の作品が好きな人には間違いなくハマるこの作品。
メジャーではないですが、かなりのオススメ作品だと言えるでしょう。
2つ目は【ひきこまり吸血姫の悶々】です。
こちらはGA文庫から出版されてるライトノベル作品ですね。
原作者は小林湖底さんで、第11回GA文庫大賞受賞作品になります。
現在は「月間ビッグガンガン」でコミカライズ化もされており、今回満を期してアニメ化されました。
内容は血を飲めないことから魔力や強靭な身体能力を持ち合わせていない、引きこもりの吸血姫コマリ。
そんな彼女が持ち前のハッタリと幸運で快進撃を繰り広げる作品になります。
物語のストーリーや展開は正直よくあるパターンが多いのですが、この作品はアニメで完全に化けました。
とにかくキャラが完全に立っていて、見ていて純粋に面白いです。
主人公のコマリとメイドのウィルとの掛け合いがかなりツボに入りました。
あとは単純に可愛いんですよね。
物語も丁寧に展開されていて、ありきたりな内容なんですが引き込まれる魅力を持っているのです。
実際にこの作品はかなり評価が高いようで、まさに今期のダークホース的な立ち位置にいるようですね。
今の所作画レベルも安定していて、毎回クオリティの高い作品になっているのも評価が高い理由だと思います。
純粋にポンコツだけど芯のある女のが頑張る姿が好きな人には、嵌ること間違いなしの作品と言えるでしょう。
最後に紹介するのは【豚のレバーは過熱しろ】です。
こちらは「電撃文庫」掲載の作品で総発行部数は25万部のライトノベル作品。
原作者は逆井卓馬先生で、こちらも「電撃マオウ」でコミカライズ化されています。
内容は王道の異世界転生ファンタジー作品で、豚のレバーを食べて倒れてしまった主人公が異世界に転生するという物語。
ただ豚のレバーを食べたせいか、なぜか豚の姿に転生してしまうんですね。
最近では自販機とか転生のバリエーションもかなり増えました。
そんな豚になった主人公の前にシェスという少女が現れます。
彼女は心を読むことができ、豚になった主人公を元の姿にもどすために一緒に王都を目指すという内容。
当然主人公は豚のため戦闘能力はゼロですが、持ち前の知識で苦難を乗り越えていくという展開になります。
この作品は最初はイマイチだったのですが、惰性でみているうちにすっかり嵌ってしまいました。
とにかくこのシェスという少女が健気で本当にいいんですよね!
最初はベタに思えた展開も、気付いたら作品の雰囲気にのまれてしまい見続けることになっていたんですよ。
巷に溢れかえっている異世界転生作品の中でも、少し毛色が違うのも見やすい理由かもしれません。
異世界系が好きな方はぜひ一度見てみるのをオススメします。