リハビリがはじまり痛感したこと。
もはや健常者ではない。
正直ツライです。
点滴終了
入院して20日目。
ようやく点滴が終了しました。
抗生物質のお陰でなんとか細菌の量がかなり減ったみたいです。
そのかわりここからは飲み薬になるのですが、量が半端無いです。
まず普通に朝だけでも12個のまされました。
そのうちの2種類が抗生物質で、これが腸にかなりのダメージを与えます。
よって無差別で下痢が出ます。
その度に看護師さんを呼んで処理してもらいます。
この年になって下の世話をしてもらう事になるとは・・・。
これはこれでかなりショックを受けます。
排尿の方も尿閉塞を併発しているようでこちらもバルーンをつけたままで投薬治療です。
なんとなく尿がでる状況は判ってきたのですが、それでも麻痺感はあります。
というか臀部から右足にかけて微妙な麻痺が続いています。
はたしてこれはなんとかなるのだろうか・・・。
ただ点滴がなくなっただけで少し気分的には楽にはなりました。
片足立ち
作業療法士のリハビリが本日から片足立ちになりました。
車いすから平行棒に移りその名の通り片足で立ちます。
その際上下左右に重心を移していきます。
平行棒をつかんでいるうちは問題ないのですが片手をはなしていくと一気に右足の膝が折れます。
左足も神経はとおっているものの、かなり筋力がおちているのか両手を話すとふらつきます。
そもそも両手を離して両足で立つ事自体結構しんどいです。
療法士の方が言うには足だけでは無く、腰から臀部にかけての筋力も落ち居ている事から重心を支える事が出来ません。
確かにベッドから起き上がるのもリクライニング機能を使わないと現状起き上がる事ができません。
まず目標は自立で座位できるようになり、部屋にある簡易トイレを使用できるようになるという事でした。
この時点で5月下旬。
とても2か月でなんとかなるのだろうか?
不安ばかり募ります。
筋力強化
一方の理学療法士のリハビリは兎に角歩かされます。
この時点では息があがっても平行棒10往復ぐらいさせられます。
正直こちらのリハビリの方がしんどいです。
プラス筋力を少しでもつける為に、普通に横になって筋力トレーニングを行います。
10回ワンセットですがこれがキツイ。
更には平行棒の中でスクワットも追加。
右足はほとんど機能しないので、正直腕と左足だけで体を持ち上げています。
ただこの作業をやる事で右足の裏に結構刺激が入っている感じはしました。
今ではこの筋トレと平行棒10往復×3回が一通りの流れになりました。
終わったら本当に1~2時間動く事が出来ません。
よくリハビリは厳しいと言われますが想像を超えまくっていました。
衝撃の病状
ただどう考えても右足がきちんと動く気がしません。
そこでなんとか担当医の方を捕まえて、いつぐらいに退院出来るのかを尋ねました。
するとリハビリの報告書をもとに説明が始まりました。
報告書をみると右足の機能は足首を除いて全て5段階評価で1。
足首も2+という状況。
左足もほとんどが3で、膝が4-という評価。
簡単に説明されて言われたのが【脊椎損傷】という言葉でした。
脊椎損傷はよく交通事故などで半身不随になったりするアレです。
当然神経の損傷なので治療方法は存在しません。
ひたすらリハビリをして少しでも神経を治していくしかないのです。
よってどれぐらいで良くなるのか、完治するのかは判らないと言われました。
流石にショックでした。
ついこないだまでは普通に生活出来ていたのが腰痛一つでこの状態に。
ただ年齢と状況から半年程で回復する可能性が高いとも言われました。
半年・・・。
流石にその日は泣きました。
今までの事、これからの人生本気で悩む事になりました。