今回は【黄昏シリーズ】第二弾。
【エスカ&ロジーのアトリエ】を紹介します。
【アーランドシリーズ】の成功から一気に復活したアトリエシリーズ。
雰囲気をガラりと変えた黄昏の世界の物語第二弾がこの作品。
後にアニメ化もされた有名作品ですね。
ここからはうちの個人的な考察を交えながら紹介していきます。
それではスタートです。
エスカ&ロジーのアトリエとは?
2013年6月27日にPS3用ソフトとして発売された【エスカ&ロジーのアトリエ】。
アトリエシリーズ正規ナンバリング15作目にあたり正式名称は【A15 エスカ&ロジーのアトリエ~黄昏の空の錬金術士~】となっています。
名前の通り前作【アーシャのアトリエ】の続編となり、前作から【ウィルベル】を初め多くのキャラが継続参戦しています。
大地の次は空ですね。
ファンの間からは略して【エスロジ】と呼ばれています。
そんな【エスロジ】の初週売り上げですが、57,000本と少し減少していますね。
これは前作【アーシャのアトリエ】があまりにもストイック路線で【アーランド】シリーズからのユーザーを上手く囲いこめなかった影響もあります。
ただこの作品はアトリエシリーズの中でもストーリー性が高く、後に2014年にアニメ化もされているんです。
【アトリエ】シリーズ初のアニメ作品になったんですよね。
そういった意味ではアトリエの歴史に新たな一ページを加えた作品です。
エスカ&ロジーのアトリエの内容
前作同様に黄昏の世界のお話になります。
大地は割れ、水は涸れ終末へと向かう黄昏の世界。
そんな最中、空に浮かぶ前時代の遺跡を探索する為に作られた辺境の町コルセイトが舞台。
そこで遺跡を調査する【未開発地方特別調査局コルセイト支部】で働く役人が主人公の【エスカ】と【ロジー】になります。
といっても駆け出しの二人はコンビを組んで最初は町の便利屋みたいな仕事をしていく事に。
最終的に遺跡を調査するのが目標となります。
今作はかなり目的がはっきりしていてストーリー性が重視された内容となっています。
なのでかなりRPGよりの印象をうけますね。
一応今作も期間制限があります期限がかなりヌルくなってます。
決められた期限以内に大目標をクリアしていくだけで、実質難易度は低めの作品になってます。
個人的には今までのアトリエシリーズと違い、少し一方通行的なイメージがありますね。
エスカ&ロジーのアトリエの特徴
まず最大の特徴はタイトルからわかるようにダブル主人公です。
どちらか一人を選んで物語を進めていきます。
ただ物語の難易度は左程かわりません。
使えるアイテムの性能から若干【ロジー】の方が難易度が低めになる感じですかね。
そして肝心の調合システムですが、こちらは【アーシャのアトリエ】を世襲した感じになります。
前作では分かり難かった調合スキルが少しだけ分かり易くなりました。
本当に少しだけですが・・・。
更に今作では【エスカ】はアイテムや素材を作る【錬金術】を、【ロジー】は武器やパーツを作る【錬成術】をそれぞれ使う設定になっていてます。
実は【分解】や【遺物】など独特なシステムが加わっており、相変わらず初心者お断り感はめっくやくちゃ出ています。
その分やり込み要素はボリュームアップされている感じですね。
この辺のバランスは難しいです。
ただ今作の一番の変更は戦闘システムなんですよ。
最大6人パーティーで前衛と後衛にわかれて戦闘を行います。
前作で好評だったサポートシステムを後衛が担当する感じですね。
このシステムが中々良いバランスになっていて戦闘はかなり爽快感があります。
又、今作ではきちんとしたラスボスも登場。
最終的にはラスボスの撃破が目的になります。
もちろん今作もマルチエンディングを採用しているので、ラスボスを倒さないエンディングもあります。
只、難易度はそんなに高く無いのでトゥルーエンドは1週目で全然問題無く達成出来ます。
エスカ&ロジーのアトリエの魅力
今作の一番の魅力はそのストーリーですね。
まあアニメになるくらいですし・・・。
前作【アーシャのアトリエ】では少しボヤっとしていた旧時代の事や、世界が終末に向かっている原因が解明されていきます。
前作が黄昏の世界をプロローグとしたら、今作は本編みたいな感じですね。
うち個人としても今作のストーリー展開はかなり秀逸だと思います。
後は前作よりも明らかにユーザーのうけを狙ったキャラ戦略になっています。
まず主人公【エスカ】には何故かアクセサリーと言う名の動く尻尾が付いています。
謎過ぎる。
もう一人の主人公【ロジー】さんはその性格も相まって人気を集める事に。
アトリエの人気投票では第5位となっており、男性キャラでは一番の人気者です。
その他にも前作では影が薄かった【リンカ】さんがクローズアップされて明らかにファン層を増やしていました。
まあまとめるとキャラ路線が復活したという事ですね。
後個人的に今作だけでは無く黄昏シリーズは世界観の影響からか音楽が良いですね。
特に今作のラスボス【フラウメ】戦で流れる【蜂群崩壊症候群】はバリバリの神曲です。
ちなみにラスボスは女性(オートマタやけど)です。
よく考えたら今作が女性ボスキャラの先駆けのような気がしてきました。
まとめ
前作のマイナス面を補填しつつ、黄昏の世界観を広げた今作。
個人的な評価は100点満点中85点です。
正直少し難易度が低すぎました。
それにキャラクターを強め過ぎた為、キャライベントが多すぎます。
この辺りが結構マイナスになりました。
それ以外は中々の良作なのですね。
まあ、あくまで個人的な主観になります。
そんなわけで一応個人的採点は
ストーリー | ★ ★ ★ ★ ★ |
---|---|
システム | ★ ★ ★ ★ ☆ |
難易度 | ★ ★ ☆ ☆ ☆ |
中毒性 | ★ ★ ★ ☆ ☆ |
オススメ度 | ★ ★ ★ ☆ ☆ |
と言った感じですね。
是非参考にしてみて下さい♪