久しぶりの新規SRPGとして注目を浴びたユニコーンオバーロード。
うちも100時間以上プレイするなど非常に面白い作品でした。
ただ世間一般の反応的にはどれぐらいの評価になっていたのでしょうか?
今回はその辺りも含めてユニコーンオーバーロードの良かった点、悪かった点を纏めていきたいと思います。
世間の評価
結論から先に言うと評価自体は非常に良かったと思います。
ただあくまでうち個人の意見としては、もう少し人気がでても良かったのではないかと思いますね。
一応売上本数50万本と、プレイする人が限られるSRPGというジャンルから考えると健闘した方だと言えるでしょう。
ただやっぱりここは100万本のラインは超えてほしかったのが正直なところ。
実際に発売から2、3週間までは100万本の売上てもおかしくない勢いがありました。
ただその後尻つぼみ感がでてしまい、売上本数が伸びなかった感じがします。
ではなぜ尻つぼみになってしまったのか?
やはりそこはSRPGの大きな課題だとも言えるでしょう。
やりこめばやりこむほどどうしてもマンネリ間が出てしまうのです。
ユニコーンオーバーロードはそうならないように色々と工夫がされていて、ありきたりの強い編成だけでは無双できないようになっていました。
それでも後半になればなるほどマンネリ化は防げなかったと思います。
同時にやり込み要素が少なっかったのも失速した原因だと言えるでしょう。
それでもこれ以上改善の余地がないと思われていたSRPGに、新たな方向性を持たせたのも事実です。
特に「伝説のオウガバトル」のシステムを採用して、現代風に改良した手腕は見事としか言えません。
それだけにもう少し売上本数が伸びてほしかったのが本音ですね。
うち的にはかなり面白かったユニコーンオーバーロード。
その中であくまで個人的に感じた良かった点と悪かった点を纏めていきたいと思います。
良かった点
まず一番良かった点としては、ゲーム全体のバランスが上げられるでしょう。
SRPGはどうしても中盤以降強キャラで無双できてしまうパターンに陥りがちになってしまいます。
それを絶妙なゲームバランスで調整し、常に戦略性を持たせるようになっていました。
そのため難易度的にも簡単過ぎず難しすぎずと絶妙な塩梅になっていたのです。
これは正直お見事としか言いようがありませんね。
あくまでうち個人の感想になるのですが、この手のゲームは仲間を増やしていく過程で取返しのつかないケースがどうしても出てきます。
なかには理不尽すぎてやる気が削がれるものなど多数散見されていました。
これが個人的にはかなりのストレスになっていたんですが、ユニコーンオーバーロードはそういった無駄なギミックをほぼ排除していたのです。
そのためかなりストレスフリーにゲームを勧めることができました。
まあこの点に関しては賛否が分かれるところでもありますが、うちはかなり良かったと思います。
そのため今作の一番のウリである編成に思う存分頭を使うことができました。
このユニット編成が本当に面白かったですね。
正直物語を進めるよりも、編成にかなりの時間を使ってしまいました。
まさか「伝説のオウガバトル」のユニット編成が、こんな形で進化するとは驚きの一言です。
またユニットの相性もお馴染みの三すくみだけではなく、かなり複雑に組まれていてかなり頭を使わされました。
特に今まで使わなかったユニットで編成を組むと、意外な使い道が発見できたりと本当に楽しかったです。
このように嵌る人には中毒性に近い作品だったユニコーンオーバーロード。
ただ残念な点も少なからず存在していました。
残念だった点
やはり一番残念だったのはエンドコンテツの少なさでしょう。
クリア後に仲間になるユニットやアイテムが存在するのに、それを活かせる場面が全く存在していませんでした。
そのためやり込み要素に関しては皆無と言えるのです。
正直この点に関しては有料DLCで構わないので、追加シナリオやマップが欲しいところですね。
最近のゲームはエンドコンテンツのやり込みも込みで評価されます。
そういった意味でもユニコーンオーガーロードの売上が50万本で止まってしまったのは、あきらかにエンドコンテツの不足によるものだ考えられるでしょう。
ここは今からでも改善して欲しいですね。
あと個人的には編成が10組までしか組めないのがかなりマイナスでした。
このゲームは色々な編成を組むのが楽しいのに、それが10パターンしか作れないのはちょっといただけません。
実際に毎回ユニットを作り直すハメになったりと、個人的には若干萎える部分でもありました。
これは追加の拡張パックとかでなんとかならないでしょうか?
後はストーリーや主人公に感情移入できないなどの意見もありますが、うち的にはストーリーは面白かったと思います。
それだけにエンドコンテンツだけはなんとかして欲しいですね。
総括
うち的なユニコーンオーバーロードの点数は90点になります。
やっぱり普通に面白いですね。
本当にマイナス10点の部分はやり込み要素が無い点だけでした。
完全にコンテンツとしてはオワコンと化していたSRPG。
ユニコーンオーバーロードが新風を巻き起こしたことだけは確かだったと言えるでしょう。