装具を作成してから約2週間が経過しました。
実質7月も中旬近くで2か月の入院生活を送っている事になります。
その際会社とはやりとりしていたのですが、まあまあ知らない間に帰る場所が無くなっている感じです。
ツライ。
就業規則と給料
どこの会社にも就業規則というのがあります。
意外とみんなきちんと把握していません。
かくいううちも全然把握していませんでした。
ある日総務の方から電話が掛かってきて、7月このままだと無給になり尚且つ健康保険料とかの支払は発生するので給料がマイナスになると言われました。
更に6月の給料も4日欠勤の為、基本給からの日割り計算になり各種手当が全部無くなった金額になるらしいです。
全然知らなかった。
就業規則では1日でも欠勤になると日割り計算で全手当が無くなるのです。
更に追撃として休職期間の規定も半年と定められていて、半年を過ぎると自動的に退職になるそうです。
結構会社には貢献してきた自負があったのですがそんなもんは全く関係なし。
確かに現状の足ではむしろ会社勤めがきちんと出来るかどうかも微妙ですし、そもそも元の状態に戻るかどうかも微妙。
会社もそれを察知してうちがいたポジションには当然他の人物が入っており、復職しても元のポジションで仕事出来るかどうか不明な状態。
これ精神的にきます。
退院しても足が治っても社会的に厳しいです。
確かにコロナの影響とかもあり、会社も遊びで営業しているわけでは無いので致し方無いのですが・・・。
退院交渉
色々考えましたが、取り合えず復職するにも転職するにも障碍者の認定を受けるにも病院から退院するしか方法がありません。
幸い装具での生活にも慣れてきたのである程度は大丈夫だと思っていました。
リハビリの先生は退院前にもう一度外出許可を取って家に戻る練習をするべきだと言われました。
どちらにしても主治医の先生と話しするしかないみたいです。
一同現状の会社の状況等を説明しましたが、医者はやはり完治してないとなかなか退院を許可してくれません。
うちの場合、数値的には正常ですがまだ再発する恐れがあると言われました。
ただこのままでは生活出来ないので強制退院をする決意をしました。
強制退院とはその名のとおり、医者の許可なしで退院する事です。
一応権利として認められています。
流石にここまで言うと主治医も3日後に家に戻ってみて普通に生活できれば退院を認めるという事になりました。
外出許可では無く外泊許可になるようです。
自宅への外泊から退院へ
1日外泊の日がやってきました。
昼の13時に作業療法士の先生と一緒に自宅へと向かいそこから自分で一晩生活します。
一応13時から一時間はリハビリの時間にもあたるので、装具を付けて杖を持って近くのコンビニまで買い物にいったりしました。
意外といけたので安心しました。
次の日の9時に迎えに来るそうです。
作業療法士の先生が帰られてからが本番。
取り合えず一人で掃除・洗濯等をやってみたのですが、正直練習以上に体力が消耗されてすぐに横になるレベルです。
ただこれは慣れもあるのか少しづつ活動できる時間が伸びていく感じです。
そして一番の問題である装具を外しての入浴を行う事に。
意外と壁など手を付ける場所が沢山ある事から結構予想より上手く入浴出来ました。
やはり日常生活をしていく上で問題になるのは外に出て食事に行ったり、買い物に行く事です。
夜になって訓練も兼ねて【餃子の王将】まで出かける事に。
車の運転は出来る限りしないように言われていますが、幸い足首と膝がそこそこ動くのである程度問題なく移動出来ました。
これは助かりました。
一応杖を使用して歩いている事もあり、店員さんも親切でなんとか食事も終える事が出来ました。
ただやっぱり体力はかなり消耗します。
もとの体力に戻るには入院期間と同等の期間が必要だと改めて感じました。
そして退院
入院生活の生活習慣からか夜の10時には睡眠に付き、翌朝は7時に目が覚めました。
そして9時になると迎えの車が。
今回退院前に一度一人で生活してみてかなり自信になりました。
病院に戻ると作業療法士の先生と面談を行い、その日の夕方には主治医の先生から退院の許可が出ました。
出る時はあっさり出ます。
ただ無条件では無く以下の条件を付けられました。
①外出時には杖を使用する事。
②腰のコルセットは常時付ける事。
③週に2回リハビリに来院する事。
④月に一度検診を受ける事。
地味に週2回の通院がめんどくさいですね。
その他車の運転を控えるようにや階段は極力使用しないようにも言われました。
右足自体は障害レベルであることを念押しされて、翌日無事退院しました。
長かった入院生活は終わったもののここから社会復帰までには最低2週間の自宅療養が必要との事。
まだまだ復帰の道のりは遠いです。
まとめ
なんとか退院は出来たもののここからがしんどいです。
まずは日常生活に慣れつつ体力を回復させる必要があります。
次に会社とのやりとりですね。
後述しますがこの復職がかなり厄介でした。
ひどい会社ではないものの復職自体の事例が少ない事から結構手探りでした。
次回は退院してからの難題を書いていきますので、同じような状況の方の励みになればと思います。