いよいよ1990年代前半もようやく最後。
長かった。
この時期にウマ娘化されたお馬さんが集中しすぎですね。
そして今回は最強馬の1頭に数えられる【シャドロールの怪物】こと【ナリタブライアン】の時代です。
アニメウマ娘二期の続きにあたる世代ですね。
まあ【ナリタブライアン】もアニメで登場していましたが・・・。
【シンボリルドルフ】以来の快挙を成し遂げた【ナリタブライアン】とその時代を生きたスターホース達を今回も5頭紹介していきます。
ユキノビジン
まず最初は【ユキノビジン】さん。
ってか【ユキノビジン】がウマ娘化されているのに何故【ベガ】がウマ娘化されていないのか・・・。
ウマ娘のアニメでは【ペラ】で最終回にでてきてたが・・・。
てなわけでようやくウマ娘では3頭目の牝馬登場です。
ウマ娘では【ハルウララ】と一緒に物産展対決をしたり、【オグリキャップ】にわんこそばを入れていたお馬さんです。
宮城物産展から推測されるようにこのお馬さんも【地方馬】で【盛岡競馬場】出身なんですよね。
ただ他の【地方馬】と違い最初から中央に来る予定だったエリートさんなんです。
そして実際中央に移転後も牝馬クラシックの主役として活躍。
【二冠馬】である【ベガ】のライバルとして熱戦を繰り広げました。
残念ながらG1戦での勝利は無いものの、後に【砂の女王】と呼ばれる【ホクトベガ】を【クィーンステークス】で破ったりと実績もそれなりに残しています。
ただこのお馬さんも怪我に泣かされ、最後は骨折により引退して繁殖牝馬となりました。
怪我がなければもう少し活躍できた気がうち的にはしますね。
そしてこの【ユキノビジン】ですが名前からわかるようにすごいベッピンさんで【グッドルッキングホース】なんて呼ばれていて、丁度純白のリボンのような鬣をもっていました。
アニメでもきちんと再現されていますね。
そんな美しいお馬さんだったので二つ名は【美少女】。
そのまんまやな。
この時期の牝馬戦線を盛り上げた立役者の一人です。
ナリタブライアン
【ビワハヤヒデ】の弟で【シンボリルドルフ】以来のクラシック三冠を制した【三冠馬】。
残念ながら無敗ではありません。
ただこのお馬さん実力はスゴイのですが、性格に難があり自分の影に怯えたりレース前になるとテンションが上がり過ぎたりと弱点がはっきりしているお馬さんでした。
その為、鼻に【シャドーロール】という道具を装着して自分の影を見えないようにしたんです。
その結果、本来の実力を発揮する事が出来そこから【怪物伝説】がスタートしたのです。
この辺りはきちんとウマ娘でも描写されており、【シャドーロール】に見立てた【白い絆創膏】が鼻に張られています。
そして力を発揮し始めた【ナリタブライアン】はまさに【怪物】へと進化し、【皐月賞】【日本ダービー】【菊花賞】のクラシック三冠を達成。
この時代では【ミスタシービー】【シンボリルドルフ】についで史上5頭目の快挙でした。
そんな【ナリタブライアン】ですが、丁度この時期には完全覚醒した兄【ビワハヤヒデ】が最強馬として君臨しており兄弟最強対決をみんな夢見ていました。
しかしながらこれは直前で【ビワハヤヒデ】の【屈腱炎】による引退で実現せず。
現実は中々上手くいかないものです。
そんな兄弟最強対決の舞台になるはずだった【有馬記念】。
なんとこのお馬さんは2着に7馬身差をつけて圧勝。
余談ですがこの【有馬記念】には盛り上げる為にJRA推薦馬として晩年の【ツインターボ師匠】も出走しており、期待通りの大逃げをかましてくれました。
わずか1年でG1戦4勝と規格外の強さを見せつけた最強馬。
しかしながらこのお馬さんも無理がたたったのか関節炎などを起こしその後はレースに出ても負ける事が多く、【ナリタブライアンは終わった】と言われるようになります。
そんな中1996年GⅡ戦【阪神大賞典】。
当時最強馬に君臨していた【マヤノトップガン】を抑えて見事復活勝利しました。
このレースは競馬ファンの間でも伝説の死闘として語られています。
これで誰もが復活したと信じていたのですが残念ながら兄【ビワハヤヒデ】と同じく【屈腱炎】により引退してしまうのでした。
そしてバブルの崩壊後の不景気が重くのしかかり競馬ブームも下火になっていき・・・。
うち的にも【ナリタブライアン】の引退が一つの時代の終了を感じさせました。
最強の1990年代前半最後の名馬でしたね。
その【ナリタブライアン】の二つ名はご存じすぎる【シャドーロールの怪物】。
その他にもキャッチコピーなんかで【群れに答えは無い】なんてのもあります。
これは圧勝した【有馬記念】のレースから来ているんですね。
丁度うち自身が社会人になり忙しくなった時期でもあったので普通に思い入れの深いお馬さんでした。
ヒシアマゾン
みんな大好き【ヒシアマ姐さん】こと【ヒシアマゾン】さん。
なぜかウマ娘ではゴール係になっているお馬さん。
性格は古き良き時代のスケ番で描かれていますね。
そんな【ヒシアマゾン】は牝馬です。
れっきとした女性です。
ただ彼女は外国産馬という事で牝馬クラシック路線に参戦する事が出来ず裏街道を進むことになるのですが・・・。
めちゃくちゃ強いです。
裏街道とはいえ【クィーンC】を皮切りに重賞5連勝。
更にG1の【エリザベス女王杯】では当時最強牝馬であった【チョウカイキャロル】を倒し見事優勝。
名実共に最強牝馬として君臨します。
そして前述の運命の【有馬記念】。
ただ【ナリタブライアン】1頭だけをターゲットにして挑戦するものの相手は怪物。
残念なが7馬身差の2着となってしまいます。
おそらくウマ娘で【ヒシアマゾン】がタイマンにこだわっているのはこのレースからきているんでしょうね。
しかしこのお馬さんでさえ【ナリタブライアン】からすれば群れでしかなかったという事実が震えてきます。
その後【ヒシアマ姐さん】は当然の如く海外に挑戦。
しかしながら1戦もする事なく脚部不安で日本に戻ってきてしまいます。
それ以降はG1戦の勝利は無く1996年に【屈腱炎】発症により引退してしまいます。
こんな【ヒシアマ姐さん】ですが一つ凄い記録を残しとります。
それは12戦連続連帯という【ビワハヤヒデ】に次ぐJRA歴代3位の記録を達成しているのです。
【ナリタブライアン】が居なければこのお馬さんが怪物だったのかもしれません。
外国産馬だったばかりに裏街道を進んでいたお馬さんでしたが、この時代だと実力のあるお馬さんはこうやって日の目を浴びる事が多くなってきましたね。
又、この時代から徐々に牝馬のステータスが上がって行き、後の【エアグルーヴ】や【ウォッカ】【ダイワスカーレット】達へと繋がっていったと思います。
そんな姐さんの二つ名はズバリ【女傑】。
彼女にはこの二つ名以外あり得ないと思うくらい名は体を表していますね。
ビコーペガサス
【必殺!Wキャロットパンチ!】でお馴染みの熱血ヒーロー【ビコーペガサス】さんです。
なんかウマ娘では怪人【ヒシアケボノ】とヒーローショーをやっているイメージが強いですが、なぜそうなったのかは皆目見当もつきません。
てか実はうち的には名前は知っているがそんなに記憶に残っているお馬さんではないんですよね。
このお馬さんも【ヒシアマゾン】と同じく外国馬でクラシック路線に出る事が出来なかったので裏街道を進むことに。
戦績自体はGⅢ戦2勝とG1戦は未勝利のお馬さん。
なぜこのお馬さんがウマ娘に?
それは【ビコーペガサス】は短距離を得意とするスプリンターであり、逃げ馬だったのです。
そして1994年【ヒシアマゾン】が負けた相手が上記の【ナリタブライアン】とこのお馬さんの2頭だけだったのです。
もっというと当時の短距離戦線は【サクラバクシンオー】等筋肉質で大柄なお馬さんが強かったのですがそんな中で小柄な【ビコーペガサス】は人気を集めたみたいです。
なんかうちの記憶からこのお馬さんすっぽりぬけおちているんやけど・・・。
ごめんなさい。
そんな【ビコーペガサス】ですが二つ名やキャッチコピーは見つかりませんでした。
むしろ二つ名とか付く方が異常なお馬さんだと言えますね。
ウマ娘では熱血ヒーロなんで何かしっくりくる二つ名を付けてあげて下さい。
フジキセキ
もうこのお馬さんぐらいの世代になると少し時期がズレてくるんですが今回の紹介に入れておきます。
ウマ娘では何故か寮長をやっていました。
後は執事喫茶でイケメン執事さんで登場。
全体的にはウマ娘では控えめな出演しかないお馬さんです。
では現実のこのお馬さんはどんなお馬さんだったのでしょうか?
恐らく【ダービースタリオン】とかにはまっていた世代ならご存じの【サンデーサイレンス産駒】の初年度馬です。
驚異の【サンデーサイレンス旋風】です。
その血統に偽りなしと言わんばかりに初産駒ながら勝ちまくります。
3歳最強を決めるG1戦【朝日杯3歳ステークス】も見事勝利し、【皐月賞】トライアルの【弥生賞】もなんなく勝っちゃいます。
圧倒的強さでみんなが【三冠馬】を夢みていました。
しかしながらその後お馬さんの難敵【屈腱炎】を発症。
そのまま引退して種牡馬になっちゃいます。
???。
そうです。
このお馬さんはわずか4戦しか走っていません。
ただその4戦も全勝しておりある意味無敗だったんですよね。
当時【サンデーサイレンス】の初年度馬という事もあり、扱いがわからなかったのもこの悲劇を生んだと言われています。
そんな【フジキセキ】の二つ名ですが特に無いものの、良く言われる【幻のダービー馬】【無事なら三冠馬】が一番合うお馬さんでした。
なので【幻の三冠馬】が一番しっくりきますね。
後はキャッチコピーで【わずか4戦で人々を魅了した馬】なんてのもあります。
ウマ娘では今後出番があるのか?
期待してまっときます♪
今回はここまで。