いよいよ物語も終盤の第九章。
無印だと今ひとつフワァっとした展開でしたが、完成版のPlus・DX版だとアーシャの加入で物語が解りやすくなってますね。
なぜ最初からこの展開にしなかったのか?
あまりイメージが良くなかったシャリーのアトリエでしたが、完成版はストーリー展開という意味では完成度がグンと上がってます。
色々な謎が繋がっていきます。
それでは第九章やっていきます。
■前回第八章②はコチラから■
地下への入り口
①入口の鍵はオートマタ
キースグリフを財協組合に呼んで地下についての見解を聞くソールさん。
どうやらこの地域の地下には何か巨大な施設が広がっているようです。
場所は【時のとまりし遺構】が入口のようです。
ただし入口は固く閉ざされており、一度キースが破壊しようとしたみたいですがダメだったようです。
そしてその扉を開けるカギがなんとオートーマタだったのです。
そういえば時のとまりし遺構にも1体オートマタが居たな。
一斉に注目を浴びるオディーリアさん。
冷静に自分とは違う歌を歌うタイプのオートマタだと説明してくれます。
しかしオディーリアさんどう考えても感情があるようにしか見えんな。
そのオートマタを6体も集めないといけません。
しかもこれはキースの推測であっているかどうかも分かりません。
一応ファーヴ村には1体ありましたね。
残り4体も何処から集めればいいのか・・・。
そこでシャルロッテちゃん思い出します。
既に3体オートマタを所有している人物を。
そうです。
アルバートです。
彼はカトラから買った1体とシャリステラ達が渡した2体の計3体所持しているではありませんか。
これで残り1体を探し出せば6体揃いますね。
希望が見えてきました。
②アーシャの考察
オートマタ集めの前にイベントを少し。
まずは今回の件に関するアーシャの考察です。
その前にアーシャの仕事っぷりに感心するシャルロッテ。
そこで突っ込むベルちゃん。
すっかり師弟っぽくなってきました。
まあそれはさておきやはり気になるのがファーヴ村のオートマタですね。
この1体だけは他のオートマタと違い女神様として祭られています。
しかもあの地域は水の王の力が残る地域。
そこで伝承から恐らくこの地域は元々水の王に守られていたのではないかと推測を立てます。
無印にはなかったアクセントですね。
こういったイベントを挟む事で今後の展開に繋がりが出ます。
ってかアーシャさんがめっちゃ優秀になってます。
③師匠と弟子
流れでシャルロッテとベルちゃんのイベントです。
折角絆が深まった2人ですが、シャルロッテからするとベルちゃんは魔法使いなのでいつかは離れ離れになってしまう事を危惧しています。
そこにアーシャさん登場。
そして悩みをうちあけるシャルロッテちゃん。
そこで弟子と師匠の関係を説明してくれます。
師匠と弟子は離れ離れになっていても目指す物が一緒なら何時か又出会うそうです。
いい事言いますね。
シャルロッテちゃんも元気が出たみたいです。
④錬金術士
そんなアーシャや先輩のエスカに何故錬金術士になったのかを訪ねるシャリステラ達。
天真爛漫なエスカちゃんはみんなを笑顔にしたいと思って錬金術士になったようです。
アーシャさんはもちろんニオを助ける為ですね。
イマイチ錬金術士というものが理解しきれていない二人にアドバイスをします。
錬金術とは人の為にあるもの。
その精神があれば少しでも世の中を良い方向に進めていけるのではないかとアーシャ達は考えているみたいです。
これはこの後の伏線ですね。
⑤黄昏の錬金術士
同じような流れで錬金術士に関するイベントが続きますね。
今度はエスカとの会話です。
シャリステラ自身確かに最初の頃とは打って変わって周りの事を考えるようになりましたね。
エスカもそんな二人から色々な事を学んでいるようです。
図らずともステラードに集合した錬金術士達。
いよいよ物語も終盤です。
⑥フラメウの種
物語の鍵になる【フラメウの種】のイベントです。
どうやらキースさんの解析が終わったみたいです。
この種には古代文明の粋が蓄積されているようです。
しかしキースさんを持ってしても謎の部分が多いようで全てを解明できていない様子。
ただエスカちゃとしてはこれは【いのちのたね】でこの地域に必要なものだと反論します。
まあキースさんはこう言った抽象的な表現がキライですからね。
それでもここまで来るとフラメウやエスカが言っている内容を全否定はしないようです。
そして種をエスカに返します。
どうやらここから先はエスカが持っていた方が良いみたいです。
まあキースとしては久々に大満足な様子です。
⑦水源
アーシャさんの考察2です。
これも無印には無かったイベントです。
どうやらこの地域の水源の仕組みが分かったみたいです。
しかもあちらこちらの水源を見て回ったようです。
もちろんルギオン村にも立ち寄ったみたいで、まだみんな元気に生活しているようです。
その事に胸を撫でおろすシャリステラ。
そして色々調べた結果この地域一帯の水源はステラードであり、ここさえ何とかすればルギオン村も救われるようです。
あくまで仮設ですが。
そして水源にはやはり精霊の力がかんでいるみたいです。
キースさんは否定しそうだけど。
なんでもこの地域は元々巨大な湖だったようです。
そこから方法は不明ですが地下水脈を通して全地域に水を供給していたとアーシャは仮設を立てています。
あくまで仮設ですがかなり希望を持てたシャリステラ。
そんなアーシャを見てキースに似てきたとベルちゃんは言います。
確かに昔のアーシャでは考えられないような立ち回り。
すっかり今回のキーキャラクターになってますね。
⑧一人前の魔法使い
次はベルちゃんのイベントです。
なんとあの厳しかった大婆様から褒められてしまったのです。
昔の黒歴史から考えるとビックリです。
そして嬉しくて泣き出すシャルロッテ。
そこにアーシャも登場。
そして反則的なお祝いの言葉。
これはベルちゃん感動しますね。
アーシャのアトリエから考えると二人とも本当に成長しました。
成長はアトリエシリーズのキーコンセプトですからね。
特にベルちゃんは思い入れの強いキャラなのでうち的には感動します。
シャルロッテとベルちゃんの関係も良いですね。
ベルちゃん主人公でスピンオフ作品作れそうです。
⑨ニオの将来
最期にニオ関係のイベントです。
アーシャがニオをコルセイトに残している理由が述べられます。
エスカからなぜニオをコルセイトに残しているのか尋ねられます。
アーシャ的には自分と同じようにあちらこちらを旅する生活か、コルセイトに平穏に暮らす生活かをニオ自身に選んでほしいようです。
ニオの意志を尊重する為に敢てコルセイトに残したようです。
いいお姉さんですね。
オートマタを集めよう
①結晶渓谷
少し話はずれましたが、いよいよオートマタを集めに行きます。
最期の一体を探すのですが、ライフタスクですぐに分かります。
そういえば居ったな。
てなわけで【結晶渓谷・荒野】へ向かいます。
そしてあっさり発見。
何の問題も無く最期の1体が手に入りました。
②ファーヴ村
次にファーヴ村に行ってオートマタを借ります。
ただここのオートマタは女神様として祭られています。
そんな簡単に持っていく事は出来ません。
そこでこの地域の伝承を調べていたアーシャが登場。
村人を説得します。
あっさりと承諾。
しかし村人を説得した内容は・・・。
恐るべしアーシャさん。
取り合えず急いでオートマタを回収です。
③アルバートのオートマタ
最期は3体もっているアルバートの所に乗り込みます。
歌ってますね。
間違いないです。
そして問答無用でオートマタを持っていくキースさん。
なんか【オデッタ】って名前勝手につけてるし。
まあこれで時のとまりし遺構に居る1体と併せて6体揃いました。
ただオデッタの事が心配なのか自分もついていくと言い出すアルバート。
ある意味凄いです。
④時のとまりし遺構
まあなんとかオートマタを集めたシャリステラ達。
そのまま時のとまりし遺構へと向かいます。
集めたオートマタを設置するシャリステラ達。
するとオートマタ達が歌いだします。
ここの演出良いですね。
音楽と映像がマッチしていてアトリエらしいです。
6体のオートマタが奏でる音楽。
そしてキースの推論どおり扉が開きます。
これで始まりの地【ジオフロント】への道が開けます。
錬金術の闇
①ジオフロント
扉が開いたジオフロントは向かうシャリステラ達。
移動は船で行きます。
ただこんな船がなぜルギオン村に残っていたのか不思議がるコルテス。
確かにサンドドラゴン戦でもこの船の性能はステラードの船の比ではありませんでしたらから。
小さな村にこのような船がるのは何やら裏がありそうです。
ただこんな船がある自分の村に対して少しうれしいようです。
そしてなんだかんだでジオフロント到着。
感動するシャルロッテ。
ただこの場所を知っているキースからは相変わらずの悪態が。
学ぼうとしない人間に対しての嫌悪感が凄いです。
この場所もそんな人間達の業が生み出したなれの果てらしいです。
取り合えず先に進んでいきます。
敵はスラグ系ばかりです。
かなり強いですがそこそこ経験値が入るので基本倒しながら進みましょう。
先に進むと【間接バイパス】という場所に出ます。
その先を進むといきなり転送がはじまります。
②薬草園
転送先は見慣れない植物が生い茂る場所。
オディーリアいよるとここは東の大陸らしいです。
この場所は【薬草園】という場所らしく、人の手で作り出された場所らしいです。
ここにある植物は人工的なもの含めて、人が生きる為に必要なものが集められているようです。
そしてこの場所こそが錬金術の研究所でもあり、世界のあちらこちらに存在しているのです。
当然アーシャのアトリエの世界にもありましたね。
錬金術の凄さに感銘を受けるシャリステラ達ですが、当然キースさんはそれを全否定します。
そして黄昏シリーズ通しての錬金術の闇がこの先明らかになっていくのです。
③闇
そのまま先に進むと【薬草園・深層】という場所に着きます。
そこには財宝の山が。
中から明らかに錬金術でつくられた部品?が。
何かのキーアイテムになりそうです。
キースからは自分達で見て回ると色々分かるだろうと述べます。
するとなにやら巨大な設備が。
何かの培養装置みたいです。
そしてその中には・・・。
なんとリンカさんが。
このスチル絵はマジびっくりしました。
ていうかリンカさんこそ管理素材として最高レベルの錬金術で生み出された物なのです。
ある時期から世界を管理するために適正のある人間を錬金術で管理素体として運用をし始めたようです。
その結果生まれたのがリンカさんやオートマタ・ホムンクルスそしてスラグ達なのです。
自分達を守る為に人間でさえ物として扱う。
これが人間のそして錬金術の闇。
そのツケが今黄昏という現象で人間自身に牙を剥いているのです。
流れとしてはベタな内容なんですが丁寧に作られているのですごく感情移入が出来ます。
そしてこの闇を知った二人。
錬金術の本質に突き当たります。
しかし成長したシャリステラ達はこんな事では止まりません。
錬金術の可能性を信じて前に進むのでした。
④水枯れの原因
そしてこの施設の目的がアーシャさんから語られます。
恐らくこの場所は【水の浄化施設】だったようです。
アーシャの推論にあったように、巨大な湖からこの場所に水が運ばれここで濾過され各地域へと送られていた生です。
その為にルギオン村のような辺境にもわずかながら今でも水が供給されていたようです。
ただこのシステムには大きな欠陥があったのです。
それは供給源である湖の水が無限にあると思い込んでしまっていたのです。
その結果需要が上回りサイクルが崩壊してしまったのです。
更に最悪なのはこの装置は止められる事がなかったのです。
水の王はどうやら何とかしようと自らの力を使って水を供給し続けていたようです。
しかしながら最早この装置の事を知っている者もいなくなり、装置は動き続け水の王の力を削り続けていたみたいです。
そして水の王も人間の行いに見切りをつけてしまい現状の水枯れが起こっているのでした。
そしてなおも装置は動き続けなけなしの水を地上から吸い上げているのです。
この状況を聞いてすぐに装置を止めるべきだと叫ぶシャリステラ。
ただ今止めてしまうと水は一切供給されなくなります。
かと言ってこの装置を放置し続けると水は無くなり汚染物を吐き出し続けるようになります。
ただこれも人類として受け入れるべき事なのかもしれません。
悲観的な展開に見えますがシャルロッテはあきらめません。
水の王がベルちゃんと契約してくれた事やこの場所に咲いている植物を見て希望がある事を感じているようです。
そして一旦街に戻りみんなから意見を聞く事にするのでした。
⑤帰り道
帰り道の船内で珍しい3人組のイベントがあります。
今回の件についてそれぞれの持論を言い合う3人。
そういえばロジーさんも理屈家でしたね。
すっかりソールと仲良くなってるキースが謎すぎる。
確かにあの中に入れるのはアーシャさんくらいですね。
息抜きイベントです。
⑥錬金術の光
街に戻るとキースから衝撃の真実が告げられます。
水枯れ自体は黄昏の一つの結果であり、これは人類に対する贖罪みたいなものだと考えられます。
ただ今起こっている黄昏はこの世界自体の消滅・終了に向かっています。
その事にキースは大きな疑問を抱いています。
自然により淘汰される生物は人も含めこれまで何回も存在した。
しかし今回はこの世界そのものを滅ぼそうとしている。
そこには自然とは別の何か見えない悪意が存在するとキースは踏んでいるみたいです。
確かによく考えると不自然ですね。
現代に置き換えても自然による淘汰は起こり得ても、自然自体が消滅する事ってよく考えるとあり得ないですね。
はちどりひめの結末がこれではフラメウもクローネもいたたまれないです。
現状過去の遺物や前時代の錬金術ではしょせん付け焼刃でこの状況が打破されるとは考えにくいです。
それでも錬金術の力を信じて。
錬金術の光に全てを賭けるのでした。
なんかこの章からシャルロッテの方が存在感が強くなってる気が・・・。
まとめ
今回は物語の根底に係わるストーリーでした。
ネタ的にはありふれた物かもしれませんが、ここまで心に響くように展開させるアトリエはやっぱりすごいです。
無印では参加しなかったアーシャの存在がこの黄昏の究明にいいアクセントになってます。
正直無印はイマイチ黄昏に関しては消化不足でしたが今回はかなり期待できます。
うちの中では現在販売されているライザのアトリエも含めて、時系列的に考えるとこの黄昏シリーズが一番最後の位置づけになります。
錬金術の善悪。
黄昏の世界。
錬金術の全てを救う魔法なのか?
それとも全てを奪う呪いなのか?
少し古い作品ですが最後までプレイして楽しみたいと思います。
■シャリーのアトリエ攻略まとめはコチラから■
▼興味がある方は是非プレイしてみて下さい▼
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