NEWウマ娘と銘打って始まったウマ娘のサードアニバーサリー。
メインシナリオ第二部実装に新キャラ計13人の発表と華やかな開幕となりました。
かつての覇権コンテンツの3周年記念はどうだったのか?
その辺りをうち的感想を踏まえてまとめてみました。
3周年の結果
まず最初に3周年のセルランの結果です。
IOS平均4.3位。
売上約73億。
当初の予想では80~90億ぐらいの売上だとされました。
そう考えると低いですね…。
ただうち的には正直こんなもんだと思っていました。
むしろ貢献した方ではないでしょうか。
ちなみに昨年セカンドアニバーサリーの結果はこの通りです。
IOS平均1.9位
売上約120億。
やっぱり比較するとなかなか厳しいですね。
2周年は後半に出した三女神が後出し性能だったことで大炎上しました。
そこからウマ娘の集落が一気に加速し、現在の状況になったといえるでしょう。
その後1年間、ポカこそは減ったものの失った信頼を取り戻すまでにはいかなかったみたいです。
ではなぜサードアニバーサリーはここまでセルランが伸びなかったのか。
その辺りを見ていくことにしましょう。
サードアニバーサリーは失敗だった?
結論から言ってしまうとサードアニバーサリー自体は可も不可もなくといったところでした。
前述のとおりメインイベント2部に新キャラ13人。
新イベントのUAFも細かい問題点はあったものの、おおむね好評だったと思います。
そのうえ途中で実装されたトランセンドが大人気となり、前半を見ている限り一見セルランがここまで悪化するイメージはありませんでした。
ただマンスリーマッチは酷すぎましたね。
一応ベータ版と銘うって逃げ道を作っていましたが正直ダメダメすぎです。
やはりこういったところを見ると運営の真摯さには少し疑問を抱かざるを得ません。
ただうち的には廃課金勢と微課金勢のすみわけや、微課金と無課金の差が明確になるなど結構頑張って改善しようしているのも同時に感じました。
実際にマンスリーマッチ以外は特に大きなポカはなく、2.5周年から幾分かは改善傾向になっていると思います。
ただこれらの施策はセルランの回復にはつながりませんでした。
ではセルラン回復のための施策は全く無かったのか?
むしろ2周年と比較しても今回はかなり課金要素を増やしていました。
新しいパスに初心者向けの課金システム。
人権サポカにオルフェーヴルやトランセンドと新キャラも投入。
もちろん無料120連ガチャも開催され、その間はほとんどセルラン1位を獲得しています。
ただその後のなかだるみもあり、後半はかなり失速してしまいました。
アニバーサリー直後のドロワガチャでも人権のダイイチルビーとダイタクヘリオスを投入しましたが3位が限界。
ぶっちゃけ先行きはかなり厳しいと言えるでしょう。
正直そこまで大ポカをしたわけでもなく、きちんと売上が上がる施策もとっていたのになぜこんなことになったのか?
それが現状ウマ娘の抱える大きな問題だといえるのです。
セルランが大きく下がった理由
売上が上がらなくなった理由。
それはいたって簡単で、課金するユーザーおよびプレイ人数が減ったからです。
まず課金に関してですが、昨年後半から始まったピックアップガチャがまずかった。
このガチャのせいで、キャラやサポカが出てもすぐに回す必要がなくなったのです。
もっと言ってしまうとある程度状況を見てから回せばいいと思うようになってしまいました。
さらに普通に苦労して手に入れたのに、半年もたたないうちに引くことができるのはやはりお金を使っている人からすると納得いきませんよね。
そして今回のサードアニバーサリーでも顕著だったのですが、手を代え品を代え課金要素ばかりを増やしているのもマイナスです。
そこにソシャゲの宿命であるインフレ問題も乗っかり、純粋に課金に対して多くのユーザーが冷めてしまいました。
基本ソシャゲは4年目以降一気に売上が下がると言われていて、モロにウマ娘もそれにぶち当たってしまったのです。
もともとサイゲームスの作品はどれも5年目以降がかなり厳しい状況になっていて、残念ながらウマ娘も全く同じルートに突入してしまいました。
現状何をやってもセルランが向上することはないでしょう。
ただ課金離れよりももっと深刻なことがあります。
それがゲーム離れ。
課金を抜きにしても普通にウマ娘をプレイする人が減りすぎてしまいました。
その一番の理由がゲームがつまらないから。
元々エンドコンテンツが対人ということもあり、負け続ける人からすると面白くありません。
かといって普通にシナリオやイベントをプレイしてもマンネリ化していて全く面白くないのです。
もともとゲームの性質上、一度離脱すると復帰するハードルが高いウマ娘。
面白くないと感じてしまった時点で、そのユーザーを引き戻す方法がないのです。
その結果、プレイヤーの人数はどんどん減っていくことになりました。
ここまでくると大幅にゲーム自体のシステムのテコ入れをしないと駄目なのですが、残念ながらサードアニバーサリーではそこまで踏み込むことができなかったのです。
どう考えても危機的な状況に陥っているのに、なぜここまで運営の腰が重いのか?
それはウマ娘には運営を擁護する信者と呼ばれるファンが多く存在しているからです。
もちろん自分の好きなゲームを擁護することは悪いことではありません。
ただそういった信者に限ってウマ娘というキャラに傾向していて、ゲームに課金などをしてないことがほとんどなのです。
これはウマ娘だけではなく【アイマス】や【ラブライブ】なんかにもいえることで、ソシャゲの弊害といえる部分でしよう。
たださすがに大元のなるゲーム自体の売上がここまで下がっているのですから、運営もファンもやはり目を覚ますべきではないでしょうか。
一世を風靡し覇権コンテンツと言われたウマ娘。
IP戦略も結構ですが、地に足を着けてゲーム自体を見直す時期にきていると思います。