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アニメ「ダンまち」と「リゼロ」の放送について

2025年冬アニメもいよいよ佳境に入ってきました。

そんな中で前クールから継続という形で放送されている「ダンまち」と「リゼロ」。

しかしこの2つの作品の放送に関しては、現在のアニメ界の問題が浮き彫りになったと感じざるを得ません。

特に「ダンまち」は2回の延期を繰り返したことで、実質変則2クールのような形になってしまいました。

一方の「リゼロ」も8話区切りの2クールと、何とも言えない放送形態になっているのです。

両作品ともラノベ界では知らない人はいないほどの名作中の名作。

なぜこのような放送方式になってしまったのか?

このことについて今回はうち個人のお気持ち表明をしていきたいと思います。

ダンまちの15話1クール放送

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2024年秋アニメとして放送が始まった「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」。

総発行部数1700万部と歴代ラノベランキングでも、8位にランクインする化け物作品になります。

特にこの作品は日本での人気はもちろん、海外人気が突出して高いんですよね。

その影響もあってか、海外のアニメサイトでは常に上位に位置づけされていました。

そして現在ではなんと5期までアニメ作品が続いているのです。

ラノベ作品で5期って、凄すぎるんですけど。

そしてこの5期が現在放送されている「豊穣の女神編」になるのです。

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原作では「派閥大戦編」と呼ばれるこの章。

「ダンまち」の中で一番面白いとされている章で、アニメ化が決定した時にはかなり盛り上がりました。

しかし放送直前になってその話数が発表され驚くことに。

なんと1クール15話という微妙すぎる話数になっていたのです。

正直これには驚きました。

たしかに「派閥大戦」は巻数的には1クールの内容になると思います。

ただ18巻が600ページを超えていることから、1クールで収めるのは不可能なのも事実でした。

そのため2クールだと思っていたのですが、まさかの1クールでねじ込んできたのです。

この時点でちょっと嫌な予感がした人も多かったはず。

さらに2024年秋アニメでは制作会社の「J.C.STAFF」が9本もの作品を請け負うという前代未聞な状態になっていたのです。

その結果起こったこと…。

それは2度に渡る延期。

舞 on X: "アストレアレコード泣ける" / X

そして最終的に1ヵ月半もの期間をあけて、2025年冬アニメの途中から放送されたのです。

しかもテレビ枠がなかなか抑えられなかったのか、最初はAMEBAで12話と13話を同時放送するという愚行付き。

もう開いた口が塞がりません。

アニメ自体は作画クオリティも高く、非常に満足度が高い内容に仕上がってはいます。

ただこういったケースになるのなら、最初から2クールにしておくべきだったと誰もが思ったことでしょう。

そしてこの結果はアニメ6期が絶望的になったとも言えます。

昨今のアニメ制作会社の過度な負担と、尺問題が見事に具現化したといえる「ダンまち」。

これは残念という言葉以外見当たりません。

リゼロ16話変則2クール

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「ダンまち」と同じく2024年秋アニメとして始まった「Re:ゼロから始める異世界生活」。

こちらも原作では評価が高い「第五章 歴史を刻む星々」のアニメ化ということで、放送前からかなりの話題を集めていました。

ただこちらも不安だったのが話数問題。

「ダンまち」同様にボリューム的に2クールでいけるのかどうか微妙なところだったのです。

その結果、発表されたのは16話2クールという特殊な放送形態でした。

最初の8話を2024年11月まで放送し、残り8話を2025年2月から放送するとしたのです。

正直これもかなり驚きました。

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結果としては最初から2クール作成にしたことで「ダンまち」のような被害は起こらず、判断としては正しかったと言えるでしょう。

ただ、第5章は分割2クールにするには内容が弱いです。

そのためおもいっきり尻切れ蜻蛉感が爆発してしまいました。

作品自体は2024年秋アニメでも「ダンダダン」や「チ。」を抑えて首位を独走するなど、素晴らしい出来栄えとなっています。

ただ2カ月間もの間があいたことで、あきらかに2クール目が失速してしまいました。

正直2クールに分けるなら、今回のように戦闘前と戦闘後に分けるしかなかったと思います。

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ただこの第5章のポイントはスバルの演説から、大罪司教との戦いへ繋がるところがウリでした。

そこで2か月間のインターバル。

完全に物語が切断されたように感じてしまったのです。

これはあくまでうち個人の感覚なので、2クールの分け方としては正解だと感じた人も多くいるでしょう。

ただ1クール目のテンションがそのまま2クール目に繋がっていないのは間違いないと思います。

実際にランキングでも「メダリスト」と「薬屋のひとりごと」の牙城を崩せずにいますし。

そういった意味では「ダンまち」ほどではないものの、「リゼロ」も尺問題で被害を受けた作品だと思います。

結論

アニメ『リゼロ』新編集版16・17話。スバルはクルシュに助けを求める - 電撃オンライン

結論としては何が正解だったのかは分かりません。

ただ「ダンまち」の放送延期に関しては、完全に制作会社のやらかしと言えるでしょう。

最近アニメ作品の放送延期や作画崩壊など、以前に比べると明らかに増えています。

この辺りの改善は業界全体として進める必要があるのではないでしょうか?

後は「ダンまち」にしても「リゼロ」にしても、尺というクールに囚われた感はどうしても否めません。

このことからも今後アニメ作品はテレビではなく、動画配信にプラットホームの主軸を移していく時期に来たように感じます。

その辺りも含めてアニメ業界がどのように改善されていくのか。

期待をもって見ていきたいと思います。







 

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