2025年夏アニメも中盤戦突入。
今クールは正直ずば抜けた作品が少ない感じですが、全体のクオリティはかなり高いと思います。
ただ放送前はかなり期待していたのに、いざ始まるとかなりガッカリした作品もちらほら…。
今回はそんな作品を3つほど紹介していきます。
あくまでうち個人の評価になりますのでその辺りはご了承下さい。
桃源暗鬼
1つ目は「桃源暗鬼」です。
漆原侑来先生による漫画原作のアニメ。
原作は「週刊少年チャンピオン」で連載されていて、累計発行部数は300万部と知名度はある方の作品と言えます。
内容的には桃太郎を題材にはしているものの、組織対立型の王道バトルマンガと言った感じですね。
この作品なんですが原作の内容的にもあまりにも王道すぎるという欠点がありました。
一応、趣向は凝らしているのですが、先が読める展開が多いんですよ。
そのため悪くはないけど飽食気味の作品と言う感想を抱いていました。

そういった不安があったものの、制作会社もスタジオ雲雀という老舗だったことからかなり期待していたんですが…。
悪い面が全てでていました。
アニメとしてのクオリティは間違いなく低くありません。
バトルシーンもこの作品ならではのテイストが出ていて、ぱっと見はむしろ良いぐらいです。
でも純粋に引き込まれるような魅力がないんですよね。

逆にアニメ化になったことで、この作品は逆にキャラの魅力の弱さが露呈されてしまいました。
同じような展開の作品でいくと「ヒロアカ」なんかが比較しやすいのですが、キャラの強さが段違いに違います。
それがアニメになったことで色濃く出たのではないでしょうか。
簡単い言ってしまうとアニメの作り方も王道すぎて、上手く差別化ができていないような気がしました。
なろう系作品が乱立しすぎて訳が分からなくなっているように、組織対立型のバトルマンガも乱立しすぎですね。
ちょっと継続して見て行くのはかなり厳しいと言えるでしょう。
ふたりソロキャンプ

2つ目は「ふたりソロキャンプ」です。
これはもうすでに炎上しまくってますね(笑)。
ある意味、今期で一番叩かれている作品ではないでしょうか。
内容自体はタイトル通りキャンプ系の作品で、そこに恋愛要素を足した感じですかね。
出端祐大先生の漫画作品で「モーニング」で掲載されており、こちらも発行部数330万部を叩きだしています。
こちら原作の方は結構ガチめのキャンプ話がねりこまれていて面白いのですがアニメの方は…。
とりあえず第一話から作画がかなりヤバイです。
そのせいもあってかヒロインの雫へのヘイトが凄いことになっていました。
![TVアニメ「ふたりソロキャンプ」第1話の場面カット - 「ふたりソロキャンプ」孤高のキャンパーの前に1人の女性が現れる第1話 [画像・動画ギャラリー 6/14] - コミックナタリー](https://i0.wp.com/ogre.natalie.mu/media/news/comic/2025/0707/6.jpg?ssl=1)
この雫というキャラは結構クセがあるので、原作でも少しウザく感じることがあったんですが…ウザさがMAX状態になっとります。
せめて作画が可愛ければよかったんですが…厳しい結果となりました。
一応フォローしておくと原作も画風が少し特徴的なため、アニメに落とし込むのは難しいタイプなんですよね。
だからアニメ化がきまった時に制作会社を見て、正直嫌な予感はしていたのですが…見事に的中してしまいました。
やはり前のクールでも「虫ダンス」と作画が酷評されまくっていただけあって、この作品でも見事に酷いレベルの作画がお出しされることに。

キャラの作画もそうですが、キャンプ作品特有の壮大な自然の描写もグダグダレベルなのはいただけません。
まあ、そのまえに露骨にアニメーションの動きが悪いんですが。
これ2クールやるらしいんですが逆に狂気を感じますね。
回が進むごとに作画が良くなるわけでもなく、ますます作品の魅力が減少していくこの作品。
酷評どおり2025年夏アニメの中でも最悪の出来といっても過言では無いでしょう。
原作は面白いんですけどね…。
公女殿下の家庭教師

3つ目は「公女殿下の家庭教師」です。
原作は七野りく先生による「カクヨム」のラノベ作品。
内容的には魔法が使えない公女を主人公が家庭教師となって導いていくというもの。
昔よくあったパターンのやつですね。
正気この作品はアニメ放送前はかなり期待していました。
うち的にはこういった系統の作品が好きなので、本当にたのしみにしていたんですが…。
ちょっと想定外でした。

アニメとしては丁寧に作られていて、それほどマズイ感じはしません。
ただ、なんかしつこいんですよね。
物語の展開的にハーレム系になるのは覚悟のうえだったのですが、その展開と内容がちょっとあいませんでした。
物語自体はストーリー的には練られているんですが、このハーレム要素が全てをぶっ壊しにきてるんです。
そのためテンポが非常に悪い作品になってしまいました。

キャラも可愛らしく魔法の描写も凝っているだけに非常に残念です。
現在も一応継続して見ていますが、ちょっとしんどくなってきたのが本音といったところですかね。
ただアニメのクオリティ自体は全然まともなので、割り切ってみる分には問題ないとおもいます。
この作品は事前に期待していた部分が大きかったのかもしれません。
まあ一応は最後まで視聴はすると思います。
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