アトリエ考察第二弾。
今回は【トトリのアトリエ】を紹介します。
【ロロナのアトリエ】の登場で『オワコン』と呼ばれていたアトリエシリーズに一筋の光が差し込みます。
その続編的立ち位置で登場したのがこの【トトリのアトリエ】。
アトリエシリーズの中でも名作の呼び声が高い作品ですね。
それでは今回も独断と偏見で紹介していきます。
トトリのアトリエとは?
2010年6月24日にPS3ソフトとして販売されたのが【トトリのアトリエ】。
正式名称は【A12 トトリのアトリエ~アーランドの錬金術士2~】です。
アトリエシリーズ正規ナンバリング12作目ですね。
名前から見て分ける通り前作【ロロナのアトリエ】の続編的立ち位置となります。
この【トトリのアトリエ】ですが【ロロナのアトリエ】同様に廉価版やリメイク版など数多くの種類が販売されています。
そしてその初週売り上げ本数は54,000本とまずまずの売り上げ。
これは前作【ロロナのアトリエ】の功績も大きかったと思います。
内容的にも【ロロナのアトリエ】と比較して3Dモデルが大幅に改善される事になり、ヌルヌル動く【トトリ】のアクションに当時衝撃を受けたものです。
【ロロナ】が切り開いた新しいアトリエ像を不動の物にした作品だと思います。
トトリのアトリエの内容
今作では前作【ロロナのアトリエ】とは内容がかなり変わります。
物語は田舎に住む少女【トトリ】が行方不明になった母親を探しに行くという内容。
そして【トトリ】の錬金術の師匠が前作の主人公【ロロナ】になります。
今作のテーマーは旅・冒険となっていて主人公の【トトリ】は錬金術士でありながら冒険者でもあるのです。
なので前作と違い、行ける場所がかなり増えます。
各地を回りながら行方不明の母親の手掛かりを探していくのがメインの流れになりますね。
更には後のアトリエシリーズの定番になる錬金術で目標物を作る作業も今作から取り入れられています。
ちなみに今作では船を作る事になります。
只、【トトリのアトリエ】ですが一言で言うと難易度が高めのゲームですね。
アトリエシリーズで最高難易度の作品といえば【A2 エリーのアトリエ~ザールブルクの錬金術士2~】が有名ですが、うち的にはその次ぐらいに難しいと思います。
前作同様に日数制限があり、最初は3年間でその後冒険者として認められたら5年まで期間が延長されます。
そして今作には珍しくラスボスが存在します。
このラスボスを倒す事で一旦の物語は終了となります。
ただトゥルーエンドはそこまでに色々な条件が必要なので実質1週目で辿り着くのは無理ですね。
まさしく周回プレイありきの作品です。
トトリのアトリエの特徴
今作はプレイしていて感じるのはやはり日数制限の厳しさですね。
LPの概念も復活していて、移動する度にLPが減っていきます。
その為、考えて移動しないとあっという間に詰みます。
調合システムは前作をほぼ世襲しつつ、今作から特性を自由に付けれるようになったりと更にやり込み要素が向上しています。
今では当たり前のシステムですが、この【トトリのアトリエ】からなんですね。
これにより前作の問題でもあった作業感が著しく軽減されてます。
調合レベルや調合によるMPの消費などの縛りもあり中々の歯ごたえのあるシステムに・・・。
因みに調合成功確率が低いアイテムを調合する時に【トトリ】のコメントが変わるのも凝っていますね。
『無理無理!絶対無理だよ!』は頭にこびりつきます。
前作で不評だった戦闘も普通のターンバトル制になっておりシンプルで戦いやすくなっています。
今作から戦闘中にキャラがしゃべるようになっているのも良いですね。
ただ敵は結構強いですが・・・。
トトリのアトリエの魅力
今作ではゲームのバランスがアトリエシリーズの中でも屈指のレベルになっています。
高めの難易度ですがバランスが良いので全然苦じゃないですね。
それに当時としてはグラフィックもかなりのクオリティでした。
そして前作同様に【岸田メル】をキャラクターデザインに採用しており、キャラクター人気も爆発します。
主人公の【トトリ】は総選挙で2位に。
そして親友の【ミミ】ちゃんも大人気キャラとなっています。
もちろん恒例の喧嘩イベントはこの2人が担当しとります。
前作同様に百合要素とクスッと笑える掛け合いは健在。
【アストリッド】さんが居ないのが少し・・・・ですが。
前作からも【ステルク】さんや【スー】ちゃん、お馴染みの【ハゲル】と【パメラ】達も継続参戦。
前作から更にキャラの魅力も爆上がりしています。
まとめ
全体的に前作を全てブラッシュアップした今作。
うちの個人的評価は100点満点中95点ですね。
アトリエシリーズの中でも屈指の良作といっても過言では無いです。
一応個人的採点は
ストーリー | ★ ★ ★ ★ ☆ |
---|---|
システム | ★ ★ ★ ★ ★ |
難易度 | ★ ★ ★ ★ ★ |
中毒性 | ★ ★ ★ ★ ☆ |
オススメ度 | ★ ★ ★ ★ ★ |
と言った感じですね。
是非参考にしてみて下さい♪