アトリエ

アトリエ考察⑫~ライザのアトリエ~

今回はアトリエシリーズの歴史を変えた【ライザのアトリエ】を紹介します。

これまで一部のユーザーのゲームであったアトリエシリーズ。

21年目にして世間一般に認知させたのがこの【ライザのアトリエ】でした。

最初はキャラ人気優先だったこのゲーム。

しかし今までのシリーズとは明らかに一線を介する作品だったのです。

今回もうちの独断と偏見でこのアトリエシリーズ最高傑作と呼ばれる作品を紹介していきます。

ライザのアトリエとは?

2019年9月26日PS4・Switch専用ソフトとして販売された【ライザのアトリエ】

アトリエシリーズ正規ナンバリング21作品目で正式名称は【A21 ライザのアトリエ~常闇の女王と秘密の隠れ家~】です。

今作は【ルルアのアトリエ】販売1か月後にPVが発表され、その半年後に販売されるという今までの作品とは違い明らかに同時制作されていた作品でした。

そしてその初週売り上げは71,000本と【メルルのアトリエ】に次ぐシリーズ第二位の売り上げとなりました。

最初は主人公の【ライザ】のキャラ人気による物でしたが、プレイされた人々の口コミで最終的には80万本を超える大ヒット作品となるのです。

当時20周年を迎えたアトリエシリーズでしたが、記念作品が思うような成果を上げていませんでした。

そこに今作が起死回生となる売り上げを叩き出したのです。

何故【ライザのアトリエ】はここまで人気を博したのか?

その謎を見ていきます。

ライザのアトリエの内容

小さな島の農家に住む少女【ライザ】。

閉鎖的な村の中で退屈していた彼女は男友達と冒険ごっこをして平凡な日常を過ごしていました。

ある日その島に一人の男性とオッドアイの女性が訪れます。

その男性は今までに見た事のない術である錬金術を使う錬金術士だったのです。

錬金術士【アンベル】。

彼との出会いで【ライザ】の日常は大きく変わっていくのでした。

というストーリーです。

今作と今までのアトリエシリーズとでは圧倒的に違う一面がありました。

それは今までのアトリエシリーズは主人公の錬金術士の成長物語が主軸に据えられていました。

ところが【ライザのアトリエ】は主人公【ライザ】を取り巻く仲間や環境が主軸として機能しており、一言で表すと青春群像劇としての一面を強く出していたのです。

アトリエシリーズのコンセプトである【世界を救うのにはもう飽きた】から【人知れず世界を救う仲間との絆】へと変化させたのでした。

そういった意味ではアトリエシリーズの中では異色の作品であり、その事が一般的なプレイヤー層に響いたのだと思われます。

ライザのアトリエの特徴

といっても今までのアトリエシリーズ同様に素材を集めて調合でアイテムを作成する流れは変わりません。

ただ今作では新しいシステムがかなり組み込まれています。

只それはやる事が増えたのではなく、全てが利便性に繋がるように設計されていました。

今作はアトリエシリーズ前作の中でも最も快適にプレイできるようになっています。

中でも大きく変更されたのがバトルシステム。

今までのコマンド式ターンバトルから現在主流となっているリアルタイムバトルに変更されました。

プレイヤーは1人だけを操作し、残りはAIが担当するようになったのです。

最初は違和感があったのですが、うまく爽快感が生まれて快適な戦闘システムとして機能していました。

次に大きくかわったのが調合システム。

前作の【ルルアのアトリエ】がオードックスタイプに戻した結果失敗したことから新たに【ツリー型錬金】が採用されました。

これは【パネル錬金】同様に視覚的な分かり易さを加えつつ、やり込み要素もあるシステムになっています。

それに分かり易さを重視していた事から初心者にもやさしいシステムになっていました。

只、うち的には少し難易度が低すぎるよな気がしましたが・・・。

その他にも採取も道具によって採れるものが変化したり、採取中に調合出来たりと大きく変更されています。

これらの変更は全て利便性に繋がっており、その結果多くのプレイヤーに支持される事になったのだと思われます。

ライザのアトリエの魅力

今作の一番の魅力はグラフィックです。

販売前に【ライザ】の人気が爆発的になったのもその3Dモデリングの精度の高さが要因だと思います。

元々アトリエシリーズは背景の書き込みや世界観がきっちりと表現されている作品でした。

【ライザのアトリエ】はそれを純粋にグレードアップさせたのです。

その為ゲームへの没入感がかなり増しました。

後はやはり【ゆーげん】さんが描かれたキャラクター達の魅力もあります。

【ライザ】というキャラはどちらかと言うと性的な感じで見られがちなんですが、彼女のキャラ付けと【ゆーげん】さんのデザインが主人公としてのキャラとして確立させているんですね。

これって地味に凄いなと思います。

その他は前述とかぶりますがシステムが本当にうまい事機能していましたね。

正直あまり非の打ちどころがないのが魅力になっています。

まとめ

アトリエシリーズの歴史を変えた【ライザのアトリエ】。

うちの評価は100点満点中95点です。

唯一調合のやりこみが弱かったです。

【ツリー型錬金】が初心者向けだったので致し方ない所ではありますが・・・。

一応個人的採点は

ストーリー     ★  ★  ★  ★  
システム     ★  ★  ★  ★
難易度   ★  ★  ★  ☆  ☆
中毒性   ★  ★  ★  ★  ☆
オススメ度     ★  ★  ★  ★

と言った感じですね。

是非参考にしてみて下さい♪

 

ライザとプラフタ へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です