2024年2月24日に3周年を迎えた【ウマ娘プリティーダービー】。
かつての覇権コンテンツはここ1年でとんでもない落ち込みをみせましたが、果たしてこの3周年以降はどうなるのか?
今回はその辺りを見ていこうと思います。
3周年のテーマはNEWウマ娘
昨年2周年での「三女神事件」に6月の「コナミ訴訟」。
さらには「アニメ三期」の不発により、かなり厳しい状況になっていたウマ娘。
3周年を迎えて状況は変わったのか?
結論からいうとを多少は復活したように思えます。
現状セルランも昨年のように1位を連発しており、今の所炎上案件も存在していません。
もともと3周年記念前からメインシナリオ2部の告知や、まさかの「シーザリオ」実装などで話題性をだしていたことが好意的に受け取られたようです。
正直メインシナリオはもう発表されないと思っていましたからね。
その結果、2月22日に配信された「ぱかライブ」では3時間にも及ぶ長丁場にも関わらず、同接18万人を記録。
その後迎えた3周年では反映の遅いアンドロイド売上でも2日目に2位となり、2月は最終的に40億の売上を叩き出すことになりました。
それまでが10億台だったので、わずか1週間で30億近く稼ぎだしたことになります。
控えめに言ってヤバすぎませんか?
さらに今回のテーマーは「NEWウマ娘」。
新規楽曲も「UMA NEW WORLD」と新しいことを強調していました。
果たして本当にウマ娘は新しく変わることができるのでしょうか?
新規ウマ娘
ウマ娘というコンテンツは今まで1990年代がメインとなっていました。
それは2000年以降の競走馬に関しては、なかなか実装が難しかったからです。
2000年以降の競馬界は社台グループ1強の時代となっており、その社台グループの競走馬を実装することができませんでした。
しかし昨年の2周年で「ネオユニヴァース」「ジャングルポケット」の実装が発表。
そしてアニメ三期では絶対不可能と思われていたサンデーレーシングの結晶「ドゥラメンテ」が、3周年直前にはキャロットファームの「シーザリオ」の実装が発表されました。
そして3周年では大方の予想通り「オルフェーヴル」と「ジェンティルドンナ」が発表され大きな話題を呼ぶことになったのです。
正直この2頭の実装と育成「ドゥラメンテ」「イクノディクタス」はある程度予想していた方も多かったでしょう。
ただそれ以外にも全9頭のウマ娘が発表されたのです。
「オルフェーヴル」「ジェンティルドンナ」「スティルインラブ」の三冠馬に、「フリオーソ」「トラセンド」「エスポワールシチー」のダート組、そして「ノーリーズン」「ダンツフレーム」「ウインバイアシオン」という早々たる顔ぶれ。
どの競走馬も一度は聞いたことがあるメンツばかりです。
そして「ノーリーズン」「トラセンド」の実装によりノーヒルズの競走馬が解禁。
さらに「フリオーソ」の実装で船橋競馬を始めとした地方競馬の有力馬実装の可能性も広がってきました。
事前にメインシナリオ2部で発表されていた「ラインクラフト」「シーザリオ」「エアメサイア」「ディアリングハート」を含めると全13人の新規ウマ娘が発表されたのです。
しかも前述のとおり今後の展開も期待できる競走馬ばかり。
これはかなりテンションが上がりましたね。
逆に3周年に向けてここまでの弾を用意し、隠していたサイゲームスが凄すぎます。
これで本当にあとは「ディープインパクト」や「キングカメハメハ」などの金子オーナーの競走馬のみとなりました。
正直権利所有者間での御家騒動から実装ができていない「タイキブリザード」や「アドマイヤグルーヴ」などは厳しいかもしれませんが、これだけの競走馬がそろえば重厚はストーリーを作ることができると思います。
まあキャラ増え過ぎ問題は出てくるとは思いますが…。
そういった意味ではコンセプトどおり新しいウマ娘を展開していけると感じました。
ゲーム内容は?
新規キャラ実装にメインシナリオ2部と下地は整った感のあるウマ娘。
肝心のゲーム内容はどうでしょうか?
一昨年の1.5周年以降やらかしまくっているウマ娘運営。
せっかく課金をして完凸したサポカをゴミにさせるその運営方法に、多くのユーザーがリタイアしてきました。
現在のウマ娘の落ち込みは運営のやらかしが一番の要因といえるでしょう。
一応かなり反省したのか2.5周年以降大きなやらかしをしなくなったウマ娘。
この3周年記念では新イベントとして「UAF Ready GO」を実装しました。
あくまでうち個人の感想ですが、今回はかなり上手いこと作っていますね。
もともとエンドコンテンツが対人戦になるウマ娘において、廃課金勢とミドル・微課金勢との格差が色濃く生じるようになっています。
それは今回も変わらっていないのですが、上手くすみ分けをし出したイメージがあります。
ウマ娘のイベント育成において厄介なのがその時間効率。
今回はその辺りに大きな改善が見られました。
さらにイベント自体ステータスが上がりやすくなっており、あまり課金ができない人でもそれなりに強いウマ娘が作れるようになったのです。
これはライトユーザーからすると、かなりゲームがやりやすくなったのではないでしょうか?
その上コアユーザーには新たなデッキ編成を構築しないといけないようなり、やりごたえがある内容になっているのです。
この辺りのバランスは今回かなり考えられていました。
また最適解ではないものの、過去炎上してしまった「玉座」や「三女神」がそれなりに使えるようになるなどかなりプラスに改善されているのです。
これらのことから「責任者がクビになったのか?」という噂まででていました。
まあ今までが酷すぎましたから…。
ただ相変わらずガチャ周りの改善はされておらず、課金圧は強めのままです。
さらにイベントの開催を半年に1回から、4ヵ月に1回へと変更。
これによりマンネリ化を防ぐという意図なのでしょうが、単純に課金する機会が増えるともとれます。
それに結構ウマ娘はバグや調整不足が多いので、4ヵ月に1回の実装に変更して大丈夫かという不安の声もちらほら上がっていました。
もちろん不安やマイナス面は上げるときりがありません。
ただ試みとしてはNEWウマ娘というコンセプトには合っていると思います。
メディアコンテンツの仕掛けとしてはGW開けの映画とコンシューマーゲームの発表ぐらいしか今のところありませんが、今の流れを見ている感じ何か大きな隠し玉を持っている気もしますね。
かつては社会現象にまでなっていたウマ娘。
再び覇権に返り咲くのは厳しいかもしれませんが、こういった試みが大事だと感じました。
今後もこのコンテンツが長く続くことを期待したいです。