2025年の冬アニメも始まり盛り上がってきました。
当然作品毎によって、大きく評価が分かれるアニメ。
大人気を博す作品もあれば、人気が低迷する作品もあります。
その結果、中には面白いのに想定以下の人気となってしまった作品も存在することに。
今回はうちの中で面白かったのに、人気はイマイチだった2024年アニメをクール毎に1本づつ挙げていきたいと思います。
2024年冬アニメ(1月~3月)
「ダンジョンめし」や「僕ヤバ」が人気だったこのクール。
続編ものでは「よう実」3期などが話題にあがっていました。
なぜか悪役令嬢やループものが多いのも特徴的でしたね。
そんな中でうちが面白かったのに人気がなかったと感じた作品は、「最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。」です。
もうタイトルからして勘のいい人ならお気づきでしょう。
原作はおなじみ「小説家になろう」で掲載されていたいわゆる「なろう系作品」と呼ばれるカテゴリーになります。
物語の大まかな流れとしては最低レベルの能力である星ゼロのテイマーのフェミシアが、アイビーと名前をかえお供の崩れスライムのソラと冒険をするという展開。
この星ゼロというのが忌み子とみなされ、最終的に両親を含む村の人達に命を狙われることになるんですよ。
その結果、ごみ漁りをしながら生きていくというなかなかハードな展開が繰り広げられるのです。
ただ作品的にはこのアイビーという主人公が非常に前向きで、多くの人と出会いながら成長していく内容で見ていてほっこりしました。
少しベタな展開やご都合主義が多かったですが、謎解き要素なんかもあってうち的には面白かったんですが…。
人気はいま一つでしたね。
たしかに作画やストーリーが取り分けて凄いわけではなかったので話題性という面では難しかったのかもしれません。
ただこういった作品が1クールに1本あると良いと思いました。
もう少し人気がでても良かったと思います。
2024年春アニメ(4月~6月)
おそらく2024年の中でも一番激戦だった春アニメ。
ジャンプ系から「鬼滅の刃」に「怪獣8号」。
さらに「転スラ」「このすば」「無職転生」と続編タイトルも超強力でした。
なかでも「響け!ユーフォニアム」と「ガールズバンドクライ」は本当に神作品だったと思います。
そんななかいまいち人気はでなかったものの、面白かったのは「終末トレインどこへいく?」でした。
この作品は「ガールズ&パンツアー」などでお馴染みの、水島努監督が手掛けるオリジナルアニメになります。
このアニメは一言でいうと終始変なアニメでした。
そのためかなり見る人を選んでしまった感が強いんですよね。
たしかに荒唐無稽な内容には嫌悪感を抱く人も多いですが、うちはすんなりと受け入れられました。
やっぱり水島監督はアニメを作るのがとて上手いと思います。
テンポが軽快で作品全体のまとまりが半端ありませんでした。
キャラも魅力的に描かれていて、アニメとしてのクオリティが高かったのは間違いなかったでしょう。
ただ人を選ぶ作品には間違いありません。
それにこのクールは他作品が強すぎました。
アニメとしては面白いので、ぜひ配信などで見てもらいたいです。
2024年夏アニメ(7月~9月)
やたらとラブコメ作品が多かった夏アニメ。
最終的には「推しの子」や「負けヒロインが多すぎる」の人気が高ったクールですね。
正直春アニメのラインナップが強力すぎたため、若干小粒に感じてしまいましたがこのクールにも隠れた良作は存在していました。
それが「ダンジョンの中のひと」です。
うちはまったく知らない作品で、アニメを見たのも本当に偶然でした。
ところが一度視聴すると、一撃でハマってしまうことに。
ダンジョンの運営というなかなかシュールな内容のこの作品。
絵柄的にもファンタジー色強めではあるものの、どことなく見え隠れするリアリティがなんとも言えない味をだしていました。
しかも主人公のクレイとヒロインのベルのやり取りが滅茶苦茶面白いんですよね。
なんだかんだ2人ともポン属性なので、お互いを心の中でつっこんでいるのが笑えました。
物語的にもダンジョンの謎がよく考えられているなど、作品としても非常に奥深く見ていて楽しかったです。
この作品はぜひアニメ二期を展開して欲しいですね。
2024年秋アニメ(10月~12月)
色々と物議を醸しだした秋アニメ。
このクールはやっぱり「リゼロ」と「ダンダダン」が面白かったですね。
その反面「J.C.STAFF」が制作を9本請け負ったあげくに、「ダンまち」が放送延期になるという最悪の展開を見せてしまうことに。
これは色々とショックすぎました。
そんな中でなぜか人気が出なかった謎作品が「魔王2099」です。
こちらは2021年より富士見ファンタジア文庫で連載されているラノベで、うちも読んだことはありませんでした。
アニメで初めて見たのですが、これ正直面白いです。
2099年という近未来に蘇った魔王が、その世界に適応しながら世界征服を進めていくという作品。
その意外性とネオンきらめく近代社会と魔王というミスマッチが、上手いこと相乗効果を生み出していました。
それにキャラも魅力的で作画も申し分なし。
戦闘描写のきちんとグロ要素も入っていて、臨場感もあるという神作画。
これでどうして人気が出なかったのでしょうか?
アニメのランキングでも20位~10位の間が定位置で最後まで跳ねませんでした。
本当にこの作品だけはどうして話題に上がらなかったのか本当に不思議でたまりません。
興味を抱いた方がいれば、是非一度見てみて下さい。
面白いですよ!