ウマ娘登場馬のザックリ紹介も一応今回でラスト。
この時点では新たに【キタサンブラック】と【サトノダイヤモンド】が登場していますが、今回は登場前の全70頭までを紹介します。
一応年代順にならべていってますが最後は結構幅が広いです。
というか【ゴールドシップ】だけがかなり新しいお馬さんになるのでどうしても仕方なしですね。
この世代はやはりウマ娘化はかなり厳しいみたいです。
そんな中実質なんでもアリな【ゴールドシップ】っていったい・・・。
ともあれ最後の5頭ざっくり紹介していきます。
トーセンジョーダン
このお馬さん【ゴールドシップ】に毎回襲われるという逸話が先走りしすぎてなんか間違った認識を持たれていますね。
確かに【ゴールドシップ】とは仲が悪かったもの、実際もめごとを起こしたのは2013年の【ジャパンカップ】ぐらいで、そもそも【ゴールドシップ】自体が【フェノーメノ】や【ジェンティルドンナ】ともバトっていたのでそんな騒ぐ程の事ではないです。
ただウマ娘でもやたら【ゴールドシップ】に絡まれていて迷惑がってますね。
ウマ娘では今どきのギャルキャラとして登場します。
なんでなんだ?
と思っていたらなるほど。
爪が割れやすくネイルケアをしているのでギャルにしたのか。
ネイル=ギャルってのも安直やな。
でもこれ史実どおりなんですよね。
この【トウセンジョーダン】というお馬さんは超良血で、父親はダービー馬の【ジャングルポケット】。
その為最初からかなりの期待を掛けられていました。
実際クラシック戦線でも主役級の実力を持っていたのですが一つ弱点がありました。
それが【裂蹄】です。
そうです。
蹄が極端に弱く、この為クラシック路線を完全に棒に振る事になるのです。
まさかそこからキャラ付けがされているとはすさまじい競馬愛を感じます。
その後復活し、2011年【天皇賞秋】では当時【ウオッカ】の持つコースレコードを1秒以上更新して勝利します。
ちなみに2021年現在でもこのレコードは破られていません。
やっぱりめちゃくちゃ強いお馬さんだったんですね。
しかし時代は【暴君オルフェーヴル】の時代。
それを考えると【裂蹄】癖は本当に残念ですね。
そんな【トウセンジョーダン】の二つ名ですが特に見つかりませんでした。
逸話や二つ名とかは結構引退してからつけられたりすることも多い事から最近のお馬さんはあまり付けられないですね(実際九冠馬【アーモンドアイ】も二つ名無いですし)
みんなで何か良い二つ名をつけてあげましょう。
ナカヤマフェスタ
【凱旋門賞】2着馬。
これは現在まで【エルコンドルパサー】しか無しえなかった偉業。
これがこのお馬さんの全てと言っても良いでしょう。
ウマ娘ではヒリつく勝負を求めるハードボイルドなギャンブラーで描かれています。
後は恐らく上記の【凱旋門賞】の下りからか【エルコンドルパサー】とのギャンブル系絡みがあったりしますがウマ娘では地味な印象ですね。
史実ではどんなお馬さんだったのでしょうか?
まずこのお馬さんですが【ゴールドシップ】と同じく父親が【ステイゴールド】という事もあり気性に問題がありました。
この時期のお馬さん【サンデーサイレンス】【ステイゴールド】産駒が多いので気性難がどうしても多いですね。
その為かなかなか調教がうまくいかず、クラシック戦線では惨敗続きでした。
しかし翌年2010年に入ると気性難が落ち着き、いよいよもっていた実力を発揮し始めます。
そして国内G1戦である【宝塚記念】で当時最強馬だった【ブエナビスタ】を一気に差し切りG1戦初勝利を手に入れます。
それでも国内の実績はG1戦1勝馬。
そのお馬さんが世界の最高峰【凱旋門賞】で通用するのか?
通用しました。
レース自体は【ワークフォース】に敗れるもののその差はわずかアタマ差。
【エルコンドルパサー】が半馬身差の2着だったので現在でも最も【凱旋門賞】制覇に近かったお馬さんという事になります。
そして【凱旋門賞】だけでなくその前の【フォワ賞】でも2着に入っており、名実共にその年の最優秀4歳馬に選出されてるのでした。
完全覚醒した【ナカヤマフェスタ】さん。
翌年も【凱旋門賞】を狙いに行きますが残念ながら骨折で引退してしまうのでした。
無念。
この史実からおそらくギャンブラー的なイメージをウマ娘でもつけているのかもしれません。
実際このお馬さんのキャッチコピーは【人生祭りの如く】。
更にウマ娘では趣味が園芸で【スミレの花】を育てていますが、これは【凱旋門賞】の時チーム名【すみれの花】から来ているみたいです。
この辺りもきちんとお馬さんのモチーフづくりに一切の妥協がないですね。
ウマ娘ではどんな活躍を見せてくれるのか楽しみです。
エイシンフラッシュ
アニメ一期では【ナイスネイチャ】と一緒に行動していたのに何故か二期ではいなくなってしまったお馬さん。
そしてゲームでもサポートカードの彼女。
しかし人気がなかなかスゴイです。
まず普通に見た目が可愛らしいのと、なにより勝負服がヤバイ。
ドイツの民族衣装らしいのですがこれは人気が出ます。
では実際のお馬さんは?
はい。
2010年の【日本ダービー馬】です。
この時点で強いのが解りますね。
又、以前紹介した【スマートファルコン】と一緒に【ドバイワールドカップ】に参戦したおお馬さんでもあります。
その為かゲームのウマ娘では二人の絡みがちょこちょこありますね。
人気は【エイシンフラッシュ】の方が圧倒的ですが・・・。
ただ挑戦した【ドバイワールドカップ】では残念ながら惨敗に終わってしまいます。
そんな中ドバイ遠征から帰ってきた【エイシンフラッシュ】さん。
そのまま【天皇賞秋】に挑戦します。
そこで当時最強馬であった【フェノーメノ】を破り見事G1戦2勝目を獲得。
又、このレースは2005年以来の天皇両陛下が観覧された【天覧競馬】でした。
そこで騎手の【デムーロ】さんは【エイシンフラッシュ】から下馬してひざまづいて最敬礼したのがとても有名です。
まあこれ本当は規律違反なんですけどね。
今でも動画とか残っているので興味ある方は見てみて下さい。
その後はやはり【オルフェーブル】達の時代となり中々成果を出す事ができず引退しています。
ただその脚質が典型的な差し馬だったこともあり史実でも人気の高いお馬さんでした。
そんな【エイシンフラッシュ】ですがその差し脚から【閃光の切れ味】と呼ばれていました。
ウマ娘でもこれだけ人気が出ているので早く育成ウマ娘で実装される事を願っています。
カレンチャン
ついこないだ育成ウマ娘として実装された【カレンチャン】。
ウマ娘ではアイドル兼妹枠みたいな感じですね。
史実ではお姉さん枠のお馬さんだったんですけど・・・。
しかしこのお馬さんが先に育成ウマ娘になるとは思いもよりませんでした。
さてこの変わったお名前のお馬さんですが、名前は馬主さんの娘さんが【カレン】だったのでそのまま付けられました。
てなわけで当然の如く牝馬になります。
さてこんな【カレンチャン】ですが史実ではどんなお馬さんだったのでしょうか?
簡単明快で【超短距離馬】です。
血統や初戦のダート戦から早々と短距離路線で走らす事を決めていたようで、このお馬さんは生涯1400m以上の距離を走った事がありません。
そうです。
出場したレース全てが短距離なんです。
では実力は?
はい。
G1戦2勝の超名馬です。
【スプリンターズステークス】【高松宮記念】と秋春短距離連覇という偉業を成し遂げています。
しかも短距離最高峰のレースである海外の【香港スプリント】でも5着入着して無類の強さをみせつけていました。
ただこの時期短距離路線には1頭の化け物がいました。
【龍王】こと【ロードカナロア】さんです。
【高松宮記念】では【カレンチャン】が先着したもののその後覚醒した【ロードカナロア】さんに勝つ事が出来ず、短距離3連覇を目指した【スプリンターズステークス】で敗れてしまいます。
そして【カレンチャン】の引退レースとなった最高峰【香港スプリント】ではライバル【ロードカナロア】の歴史的快挙を見送る形でターフを去る事になるのでした。
まあ、引退後この【ロードカナロア】と交配して子供を産んでいるのがなんか運命を感じますね。
そんな【カレンチャン】の二つ名ですがずばり【スプリント女王】。
まさにピッタリの二つ名です。
ゴールドシップ
もはや説明がいるのか謎ですがウマ娘の自称宣伝担当【ゴールドシップ】さんです。
ゲームリリースまでの空白期間をVTuberとしてつないだ彼女。
そして気づいた人もいるかと思いますが、各ウマ娘には学年みたいなものが存在するのですが【ゴールドシップ】だけはそこの欄が???となっています。
恐らくこれはウマ娘のマスコットキャラとして扱う事を示唆しているような気がします。
実際このお馬さんのライバルである【ジェンティルドンナ】などがウマ娘に実装される可能性がかなり低いので主人公として扱うのは難しいです。
さてそんな【ゴールドシップ】ですがゲーム・アニメではかなりのハジケリストとして描かれていますが史実はどうだったのか?
はい。
とち狂ってるぐらいのお馬さんでした。
このお馬さんの父親である【ステイゴールド】がかなり気性が激しいお馬さんだったこともありきっちり引き継いでしまいました。
ただこの父【ステイゴールド】・母父【メジロマックィーン】という配合は当時【ステマ配合】と言われており超優良馬を量産していました。
では【ゴールドシップ】の戦績はというとG1戦6勝、2012年度年度代表馬というぶっちぎりの戦績をのこしています。
G1戦では【皐月賞】【菊花賞】のクラシック2冠を始め、【宝塚記念】連覇や【天皇賞】【有馬記念】といった最高峰レースを勝ちまくっています。
当然獲得賞金額も13億円超え!
こんなすごいお馬さんなんですが、ぶっちゃけレース結果よりもいろんな逸話の方が有名になってますね。
あまりに多いので一部をザックリ紹介します。
・基本調教はやる気ゼロ
・毎日遊んであげないと暴れる
・調教師のキスを全力で拒む
・ゴールドシップが厩舎に帰ってくるとザワつく
・ゴールドシップが横にいるだけで並走馬がヨレる
・【トーセンジョーダン】を見つけると蹴りに行く
・【ジェンティルドンナ】のタックルを弾き返す
・【皐月賞】では誰も走らない荒れた内側から突っ込んできて優勝(ゴルシワープ)
・【天皇賞春】ではやる気なし最下位だったのに歓声を受けた瞬間サクっと勝ってしまう
・【宝塚記念】3連覇のかかるレースでゲート内で立ち上がり一瞬で120億円を紙クズに
・【凱旋門賞】では隊列を無視して観客席に向かいアピール(レースは走る気なし)
・ウイニングランは走らない
・もちろん優勝のレイも断固拒否
・引退式の写真撮影を5分間拒み続ける
・騎手に『おねがいですから走って下さい』と言わせる
・しかし厩務員の今浪さんにはめちゃくちゃ甘える
これあくまで一部ですがこれだけでこのお馬さんの魅力が解りますね。
その為なんでも『ゴルシやからしゃーない』で済まされます。
冷静に考えてもこのお馬さんをウマ娘化して再現していることに驚きと情熱を感じます。
馬主さんよくOKしましたね。
まあ実際の【ゴールドシップ】はまだ存命なので結構いろんな動画とかにも出ていて人気が大爆発していますから良かったと思います。
そんな【ゴールドシップ】の二つ名はめちゃくちゃあります。
カッコイイのなら【黄金の不沈艦】【白銀の黄金船】【金色の航路】とかありますし、ネタなら【白いやつ】【大福】【アレ】なんてのもあります。
しかし二つ名が【アレ】ってどんなお馬さんやねん。
その中でうちが好きなのは【いちご大福】ですね。
見た目をほんまにうまくとらえていて笑えます。
色んな意味でこのお馬さんは逸話とかが多すぎて全然書ききれませんので又機会があればまとめてみたいと思います。
一応これで【キタサンブラック】【サトノダイヤモンド】を除く全70名のウマ娘ざっくり紹介はおしまいになります。
これからどんなウマ娘が出てくるのか今から楽しみですね♪
ゴルシは年度代表馬になったことはありません。ゴルシが2冠+有馬記念取った年は、牝馬3冠+ジャパンCを取ったジェンティルドンナが年度代表馬になりました。いちご大福ネタも、4歳時に1着と5着を繰り返すことで付けられました。あと、トウセンジョーダンではなくトーセンジョーダンです。他にも色々と異なる部分はありましたが、しっかり推敲すれば修正可能な内容です。差し出がましいとは思いましたが、つい気になってしまいコメントさせていただきました。長文失礼致します。